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Slash Games編「直撃!ゲーム最前線」
顧客満足度を上げるオフラインイベントづくり―
エヌ・シー・ジャパン 前田幸佑氏インタビュー
聞き手:伊藤雅俊
2006年8月4日
エヌ・シー・ジャパン ビジネスディベロップメントユニット ネットカフェチーム/ニュービジネスチーム ヘッドマネージャー 前田幸佑氏
人気MMORPG「リネージュII」を運営するエヌ・シー・ジャパン。その中で、オフラインイベントの企画・運営を行っているのが、同社のビジネスディベロップメントユニット ネットカフェチームである。今回、リネージュIIフェスタの開催に先立って、ヘッドマネージャーの前田幸佑氏にお話を聞いた。
「1時間ちょっとで100名の枠が満員に」
― 今回、リネージュIIフェスタに関してユーザーさんの反応はいかがですか。
前田: 申し込み受け付けを始めて1時間ちょっとで100名の枠が満員になってしまいまして、その後も継続的にアクセスされていたような状況です。何時から申し込み受け付けをするということも予告していなかったので、普段から公式サイトをチェックされていたんでしょう。
― なるほど。リネージュIIの場合はネットカフェからだと、課金なしにプレイできるんですよね。ネットカフェをメインで遊ばれているプレイヤーさんは結構多いんですか?
前田: 結構いらっしゃいますね。ネットカフェ向けの「IPスルーシステム」を持っていまして、ちょっと試しに、といった感じで新規のお客様も既存のお客様も気軽にプレイできるようになってるんですね。
― 要求されるPCのスペックが高いというあたりは関係しているんでしょうか。
前田: 関係してますけど、リネージュIIが始まったのは2004年の6月で、その頃から比べると今はその点は緩和されてきてますね。
― 今回のイベントについてのですが、プレイヤーの皆さんはどのパートへの期待が高いのでしょうか?
前田: 中で催されているアトラクション、例えばクロニクル5の先出し情報であったりとか、あとは黎明の君主たち・黄昏の革命軍という形でチームを2つに分けておこなうゲームイベントが非常に好評でして、特典うんぬんじゃなくて、純粋にそのあたりを楽しみに来られる方が多いようですね。リネージュIIではイベントサーバーというのがあって、通常のゲームサーバーと違った仕様でちょっと出せたりするんですが、そこで、普段体験できないアトラクションを体験できるというのがメリットなんじゃないかと思います。
― 今回のこのクロニクル5の先出しの部分だとかっていうあたりは、媒体も含めてここが先出しということになるんですね。確かにそれだと、プレイヤーというのは意地でも最初に見てやるぞっていう感じになりますね。
前田: そうですね。嬉しいことに、地方からの方が結構多い傾向がありまして。東京に限らず福岡や大阪でも一緒なんですが、近くの人よりも遠方からのお客さまが多くてですね、結構それが嬉しかったりするんですよね。
もちろん、開催地域のお客様のご参加もうれしい限りなんですけれども、
距離的弊害を感じさせない方々も多いというか。
― それはやっぱり何だろう、お祭り感覚?
前田: おそらくお祭り感覚なんでしょうけど、「情熱」がものすごく強いという感じ。情熱家が多いんじゃないかと。
バトルトーナメントについて
― バトルトーナメント2006 についてお聞きしたいと思います。渋谷「Cafe J Net NEWNEW渋谷店」で行なわれたネットカフェ予選 関東地区大会イベントを拝見していて、ずっと気になっていたのですが、ユーザーの育成データを使ったのはなぜですか? 長時間プレイした人が有利になるのが目に見えているので、イコールコンディションを準備した方がイベントとして盛り上がったのではないでしょうか。しかも今回は、賞金総額150万円や入賞チームを韓国ご招待、といったことで名誉だけじゃなく実利もあります。
前田: 今回は、キャラクタへの愛着とか育ててきた時間とか、そういった部分を「総合点」として踏まえた形でPvPできるという楽しみ方をしてもらおうということでこういうルールになっています。ユーザー育成データとイコールコンディション、どちらにもよさがあると思っています。去年リネージュで「リネージュトーナメントBattle GP」イベントやリネージュIIの「バーリトゥードトーナメント」イベントをやった時はイコールコンディションだったんですよ。
― これは韓国でのイベントの方式に合わせてということなんですか。
前田: 今回はそうです。最終的には日韓親善試合をやるということを前提にしていますので、ルールもほとんど同じです。
― なるほど。ただ、韓国はアップデートが先行していますが大丈夫なのでしょうか?日本のプレイヤーキャラクターはクロニクル4止まりです。
前田: 日韓親善試合はクロニクル4バージョンでやりますよ。日本側がクロニクル5に合わせるっていう方法もあったんですけど、準備期間の問題もあり、韓国のプレイヤーの方々に合わせてもらいました。
― なるほど。レベルとかはどうするという話になっているんですか。
前田: レベル差の可能性については、日韓親善試合という形で割り切ってやっています。
― つまり、レベル補正は特にせず、機能部分をクロニクル4に押さえたバージョンでの日韓親善試合になるわけですね。
「お客さんの情熱がものすごく強い場所」
― ネットカフェイベントについて、今後どのような展開を考えておられますか?
前田: もちろん継続しますし、先手を打っていきたい。単に人集めじゃなく、他社との差別化を図っていきたいと思います。例えばオフラインとオンラインを連動させるであったり、専用のプレミアム的なサーバを用意して、店内や会場内だけで対戦やアトラクションを展開するというのもありですし、会場と会場をつなげるというのもありです。逆に会場と在宅(インターネット経由の一般プレイヤー)を巻き込んで全体的にやるのもありです。とにかくユニークなことをやっていきたい。そして、ユーザー・Webメディアや雑誌・メーカーが三位一体となって密接なコミュニケーションを図っていきたいと考えています。
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