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■ MMORPGレベルの対処が望ましい
幸いなことに、『バトルフィールド2142』のトラブルは2日間で解決し、データは巻き戻し発生前の状態に復旧した。コミュニティでも大きなフレームにはならなかった。これは開発者たちの真摯な姿勢がユーザに広まったからだ。巻き戻しが起こってすぐに、EAの公式サイトの掲示板で開発者が事象の認知を表明し、ユーザにプレイをストップするよう要請した。その書き込みは日本のファンサイトや掲示板にすぐ翻訳された。短時間で完全に復旧したことも良かった。
憶測になるが、よくフレームが起きるMMORPGよりもユーザの年齢層が高いため、冷静に見守る人ばかりだったのかもしれない。いや、フレームが起きなかった最大の理由は、MMORPGに比べると極端にユーザが少ないからだろう。それは別の意味でガッカリだが(笑)。
もしも復旧不可能だった場合、開発者や運営会社はどういう判断をするのだろう、という興味も湧く。MMORPGの場合は、お詫びとして経験値倍増キャンペーンなどが行われる。しかしそれがゲームバランスを崩すとして、新たなクレームの火種になる。ユーザが完全復旧を求めている。しかしそれができない。こうなると、さまざまなお詫びの形から、運営会社と大多数のユーザの妥協点を探さなくてはいけない。MMORPGにおいて、お詫びの形には結論が出ていないようだ。
ただし、誠意のある対応は必要だろう。今回は開発者側からきちんと情報提供がなされた。それがプレイヤーのコミュニティを通じて伝播した。その後、開発者から完全復旧宣言が出された。いったい何が起こったのか、今後も同じことが起こる可能性があるのか、という説明はなかったけれど、完全復旧した現在は平穏無事な戦場に戻っている。
ただ1つ残念なことは、日本の公式サイトにはこの事象がまったく報告されていなかった。日本語版としてリリースされたからには、サポート情報も日本語で提供されるべきだと思う。この点は改善を望みたい。MMORPGはユーザに継続してもらうことで収益を上げていく。しかしFPSはパッケージの売り切りで、サーバ運営は付加サービスである。その温度差は認めるけれど、だからといってユーザに対して黙っていていいわけがない。そこで生まれる不信感は、将来のユーザ離れという形で、じわりじわりと効いてくるはずだ。
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