ティム:たしかにそうかもしれません。ですので、今回アウトソーシングしているのはゲームデザインとして最初からあまり縛りがすくない『Unreal Tournament2007』なんです。これだったら多少のブレは関係ないですからね。もともと世界観がゲームのすべてというわけではないので。ただ、『Gears of War』は話が別です。あれはコンセプトがもっとも重要ですから。だから、あのようなストーリー、設定重視のゲームはアウトソーシングは難しいと、当初からアウトソーシングはしなかったんです。中国でのマネジメントが良好である1つの理由としてあげられるのは、開発者が心地よくゲームをつくれるような配慮をしているということです。飲み物やお菓子は常備して無料で食べてもいいようにする、とかですね。やっぱり働く環境はすごく重要だと思うんです。
HOUKOU
RTS、特に『Age of Empires』シリーズをこよなく愛するロートルゲーマー。プレイヤー歴としては、一応、ベテランの域か。トーナメント等に出場すると、後一歩でよく負ける勝負弱さが特徴。2003年には東京ゲームショウで行われた、World Cyber Games 2003日本予選『Age of Mythology』部門決勝での解説者を務めた事も。執筆者としては、雑誌で記事を書いた事もあるが、まだまだ素人。
中村彰憲(なかむら あきのり)
1988年のアメリカ留学時、米国版ファミコンであるNESでホストブラザーと
「ロックマン」をプレイしたり、メキシコでスペイン語がわからないまま「グラディウス」を現地の人たちとプレイしながら日本のゲームが世界中のティーンに多大な影響を与えているのを目の当たりにした、立命館大学助教授。最近の著作物、論文として、「中国オンラインゲームの隆盛に見るビジネス・アーキテクチャ形成に関する一考察」(赤門マネジメントレビュー4巻5号)、「海外ゲーム市場の動向(中国、インド、ロシア)」(ファミ通ゲーム白書2005)、単著としては「中国ゲームビジネス徹底研究2005」、翻訳監修として「2004 Game Market Study in China」等がある。