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中村彰憲:Valve Software本社取材を敢行!
〜『Team Fortress2』と『Portal』に見る、FPSの新たな境地〜

2006年8月29日

オフィスビルの内部にあるValve本社の看板。シンプルでメタリックなところがValveらしい
(C)2006 Valve Corporation. All rights reserved.
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 前回は、ロビン・ウォーカー氏に『Episode One』についてインタビューを行った筆者だが、それだけではまだ物足りないと、ついにValve Software(以下、Valve)本社への取材を敢行した。

 シアトルからタクシーで30分ほどの典型的なアメリカの郊外Bellevue。大型ショッピングモールも建設され、同地区の繁栄を感じさせるダウンタウンにValve Softwareは本社を構えている。ビルの外観は一般的なオフィスビル、といったところだが、エレベータから下りて一歩足を踏み入れると、そこはまさに『ハーフライフ』の世界。グレイを基調とした室内、鉄骨がむき出しのような雰囲気はまさにブラックメサという感じだ。控え室に入るとまず目にするのが、大型バール。第1作目、2作目で最初にゴードン・フリーマンが手にする武器である。開発者自らが、作り出した世界観がオフィス全体のモチーフとなっているのだ。もう1つ気になった物体は筐体全体が『ハーフライフ』風に改造されたPC。『ハーフライフ』のシンボルとも言える『λ(ラムダ)』マークがフロントカバーに刻まれ、筐体全体が錆だらけという、『ハーフライフ』的世界の雰囲気がよく現れている。モニター上には、いままで見たことがない作品が流されていた。どうやらこれが『Portal』らしい。

 今回、お会いできたのは『Episode Two』にバンドル予定の2作品、『Team Fortress2』(以下、TF2)と『Portal』の開発者だ。『TF2』からは、おなじみのロビン・ウォーカー(Robin Walker)氏。『Portal』からは、レベルデザイナーのキム・スイフト(Kim Swift)氏がチームを代表して話してくれた。まずはロビンさんから、『TF2』について詳細を伺った。

控え室においてあるのはやはり大型バール。原点を決して忘れない
(C)2006 Valve Corporation. All rights reserved.
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