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中村彰憲:洋ゲー最前線
シミュレーションと紙一重のところに存在するミリタリー系ゲームの妙
〜『CALL OF DUTY 2』に見るリアリティとエンターテインメントの狭間〜

2005年12月8日

プロデューサのエリック・レイリー氏
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  圧倒的な質感と、緊迫感あふれる戦闘シーンでコアなミリタリーファンをも唸らせたInfinity Ward開発の『CALL OF DUTY』。その続編として開発された『CALL OF DUTY 2』(PC版12月2日、Xbox 360版2月16日発売予定)は、そのような熱狂的なファンを念頭に置き、よりリアルでダイナミックな戦闘シーンを再現すべくあらゆる努力が施された。本稿ではその具体的な内容を、同作品のプロデューサであるエリック・レイリー氏にメールインタビューで伺った。そこには、ファンを心から喜ばせたいという気配りと、徹底的に作り込むというプロとしての鬼気迫る思いが感じられる。


ミリタリーアドバイザーがびっくりしたんだ。なんでゲームの中の兵士たちはみんな、静かに戦っているのかってね

中村:まず『CALL OF DUTY 2』(以下、『CoD2』)について説明してください。

エリック・レイリー(以下、エリック):『CoD2』は、作品として、激しいアクションや過激さにおいて飛躍的な発展を見せている。『CALL OF DUTY 』(以下、『CoD』)やその拡張版を土台にしながら、今までないリアルで手に汗にぎる戦闘シーンを作り出すことができたんだ。本作は実に数多くの戦場を舞台にしている。北アフリカ、ロシア、そしてドイツなどだ。僕らはチームとして、リアルな戦争の中から、非常に重厚的なストーリをつむぎだすことができたんだ。世界中の塹壕(ざんごう)をまたにかけてね。

  『CoD2』で、ユーザは英国軍兵士、またはスコットランド軍の戦車指揮官として、ロンメル将軍のデザート・フォックスやアフリカコープスと熾烈な戦いを進めるが、その中で、砂漠戦における厳しい現実を体感することになる。ユーザは『CoD』でおなじみの戦場において、前作とは違った新しくエキサイティングなミッションに関ることになるんだ。具体的には、戦いの前後6ヶ月間でナチスドイツ軍60万人の命が犠牲になった、スターリングラード戦などさ。今までと同様、リアルでシビアな環境で、同志とともに戦い、生き残っていくっていうシネマチックで壮大な世界にユーザを引き込むことに、チームの情熱をそそぎこんでいるんだ。その意味では、今までのファンも本作品の、正確で詳細にわたる描写や没入感に、驚くんじゃないかな?

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 ユーザは4人の視点から、この戦争を体験していく。「ソビエト連邦赤軍 第13親衛ライフル師団のヴァシーリ・イヴァノビッチ・コスロフ二等兵」、「英国軍第7機甲師団のジョン・デイビス軍曹」、「英国軍第7機甲師団戦車指揮官のデイビット・ウェルシュ隊長」、そして「米国陸軍第2レンジャー大隊のビル・テイラー伍長」だ。ユーザは、これらの人たちの視点から歴史的な作戦に挑むこととなる。米国陸軍によるDデーのオック岬上陸にも参加するんだ。

  デフォルトセッティングの場合、ユーザは、時系列の流れどおりに、それぞれの作戦を体験していくことになる。『CoD2』では1941年から1945年までの様々な戦いを体験することができる。

  これらすべてを、オリジナルの『CoD』を完成してからすぐにとりかかったんだ。だから、開発期間は2年にも満たないんだよ!

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