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■ プレイステーション初のRPGを持ち歩こう

 今回紹介する「ゲームアーカイブス」ソフトは「アークザラッド」。プレイステーション初のRPGとして登場し、PS1/PS2ソフトとしてシリーズ計6タイトル(PS1でシリーズ本編3作および番外編1作、PS2でシリーズ本編2作。なお、PS2版最終作はオンラインモードも搭載された)がリリースされた。

 本作はSCEにとって重要なRPGの1つであり、このことは90年代末にSCEJのソフトウェア部門が分社された際に、アークザラッド開発チームが「アーク・エンタテインメント」として登記された事実からも伺える。

(C) 1995 Sony Computer Entertainment Inc.

タイトル概要
アークザラッド(SCEJ)
525円
CEROレーティング:A(全年齢対象)


 本作の舞台は科学文明と精神文明(魔法とか気とか)が共存した世界。この世界において、3000年前に人類は一度滅びていたが、復興して自然破壊などが行われるようになっていた。そして、国の中枢部などあらゆる支配階級がモンスターによって乗っ取られつつあった。

 主人公・アークは村に住む巫女・ククルの消した「封印の炎」を灯すため、山へと向かうが、復活したモンスターにやられてしまう。だが、彼は精霊の加護によって復活し、世界を救う勇者への道を歩むこととなる……。

懐かしい2Dキャラクターアニメーションでのイベントシーン


 ゲームシステムはステージクリア型のシミュレーションRPGとなっていて、パーティキャラクタ(最大7名+召還キャラ)とモンスターが順番どおりに行動するスタイル。通常攻撃はキャラクターの目の前1マス、魔法や必殺技などの特殊技も効果範囲が決まっている(移動後の攻撃・特殊技の使用も可能だが、攻撃後は移動できるマスが残っていても移動することはできない)ため、能力の使いどころが攻略のポイントとなる。また、基本的にはユニットは重なることはできないので、位置取りも重要な戦略となる。キャラクタがレベルアップするとジャンプによるショートカットもできるようになるが、極力隣接させることは避けるようにしたい。

特殊技はレベルが上がると強力になり、発生範囲(効果の起点となる位置)と効果範囲(効果が得られる範囲)が広がる


 登場するパーティメンバーは全部で7人。当然ながらそれぞれに異なった特徴を持っている。なお、本作の経験値システムは「移動以外の何かの行動をしたメンバー」と「何かの行動を受けたメンバー」に与えられる。レベルを早く上げたいのであれば、能力などを使って経験値を獲得するのがいいだろう(ただし、レベルキャップがあるので能力値が中途半端になる可能性もあるが……)。

アーク……主人公らしく、攻撃・回復とバランスの取れたキャラクタ
ククル……ヒットポイント・ステータス異常回復などの技を持つ
ポコ……様々な楽器を使って攻撃補助能力を使う
トッシュ……攻撃力の強い切り込み隊長的キャラ
ゴーゲン……魔法のスペシャリスト。その反面打たれ弱い
チョンガラ……召還モンスターを駆使して戦う。当然自ら攻撃するのは苦手
イーガ……「心眼法(要はロックオン)」を駆使し、遠隔攻撃を使える。接近戦にも強い


パラメータには「回避」や「反撃」などのレベルもある。敵の直接攻撃を回避して反撃、なんてことも

チョンガラは様々な特殊能力を持ったモンスターを召還する。あるアイテムを装備するとモンスターの得た経験値を獲得できるようになる

パーティメンバーには4つまでアイテムを装備させることができる。なお本作はお金の概念がなく、アイテムは敵が落とすものを使う。ちなみに武器・防具の概念もない

 発売当時はゲームボリュームが少ない(寄り道なしで進めば10時間程度で終了する。なお本作は発表当時から続編の発表が行われていた)という批判の声もあったが、実際にはやりこみ要素も多数存在しているし、そもそもそれはPS1時代の話。今は「525円で遊べるゲーム」ということを考えたら悪くない出来であろう。

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