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第5回:宮古島&沖縄南部旅の巻〜その3<ようやく晴れ>
2007年8月14日
4日目<宮古最終日、ようやく晴れ!>
起きた瞬間「お酒くさい……」とママリンに言われつつ、午前8時起床。臭いわりには二日酔いもなく、元気にバイキング形式の朝食を取りに行く。
天気はようやく晴れて、昨日とはまるで違う海の色を「これだよこれ! 私が見たかったのはこの色だよ!」としばし興奮。プールサイドには早くもリゾートモードなカップルが、デッキチェアに寝そべっていた。
せっかく沖縄に来たんだから、一度ぐらい泳ぎたい! と思ったものの、今日は昼の便で那覇に向かうので、水遊びは諦め、ホテルから車で10分ほどの来間島(くりまじま)散策へ。
やっぱり晴れていると海だけでなく、島の空気も違うし、緑も花の色も違うし、開放感が違う! のんびり車を走らせて、竜宮城展望台(なんで竜宮城なのか。たぶん夢のような景色が広がっているってことなんだろうけど、真相は謎)で、ちょうど海の向こうに見える東急リゾートを眺める。
海も空も本当に奇麗で、初めて「あぁ宮古に来たんだなぁ」としみじみ。いやもう帰る日なわけだけど。最後にこんな風景を見ることができてよかった、と安堵しつつ、これが昨日だったら珊瑚ももっと奇麗だっただろうに、とか、一昨日だったら……という気持ちもわいてきて自分の欲深さを反省。
1時間半ほどでホテルに戻り、敷地内を軽く散歩して11時前にチェックアウト。途中でガソリンを入れて、11時20分に宮古空港チェックイン(JTA558便)。売店で宮古の本を2冊購入。
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| ようやく晴れた!客室からの景色。昨日との違いがおわかり頂けるかと! |
宮古島東急リゾートのプール。泳ぎたかった〜! |
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| 宮古空港。1997年に改築されたターミナルは赤煉瓦で美しい |
来たときと違って遅れもなく、12時40分那覇空港に到着。昼ごはんはホテルに荷物を降ろしてからとることにして、タクシーで首里城近くのホテル日航グランドキャッスルへ。
が、那覇市内には2、3回は来ているはずなのに、窓から見える景色にまったく記憶がなくてビックリ。空港周辺が変わったのか、私のもの覚えが悪いのか、たぶんどっちもなんだろうけど……。
途中、道も混んでいて、ホテルに着いたのが2時少し前。幸いにもすぐにチェックインできたので、荷物を置いて一休みして、本日のメインイベント「首里城」散策へ。
途中、首里高校の前の食堂で、またも「ソーキそば」と「もやしチャンプルー定食」を食べて、まずは「玉陵」(たまうどぅん)へ向かう。
ここは<第二尚氏王統の陵墓>で、つまりはかつての琉球王家のお墓なのだが、事前にテレビやガイドブックや旅行記などを見た限りでは、首里城より「なんか凄そう」な感じがしていた。で、実際訪れてみると、やはり荘厳というか、空気からして何かが違うような場所で、一歩その場に足を踏み込んだ瞬間から、「はぁー……」と口をあけたまま、しばらくその場に立ち尽くしてしまった。もちろん、この辺は第二次世界大戦の激戦地だったわけで、この玉陵も戦後修復された部分が大きいらしいのだけれど、それでも、変わらない何かがここに眠っていることが、全身で感じられるという不思議。「凄いわねぇ」「凄いねぇ」と、魂奪われた状態で、ただ繰り返してしまった。
が、はたと我に返ると、観光地にありがちな「案内テープ」がエンドレス状態でスピーカーからガーガー垂れ流されていて、激しく耳障り。静かに見たかったなぁとそれだけが残念。
この玉陵から首里城のシンボル「守礼門」までは、歩いて5〜10分程度なのに、ここへ来てようやくの「沖縄の暑さ」にすっかりやられ、日傘を持って来なかったことを激しく後悔する。とりあえず、首里城のインフォメーションセンターの「首里杜館」で一休みしたあと、気合を入れていよいよ城内へ。
2千円札の「守礼門」、世界遺産にも登録されている「園比屋武御嶽石門」、シーサーが両脇に立つ「歓会門」などなど、次々に現れる「門」に、いちいち立ち止まり、子供のスタンプラリーさながらにパンフレットにスタンプを押しながら、ゆっくり歩いていたはずなのに、日頃の運動不足がたたり、お馴染みの「正殿」前に着いたときにはかなり「足」にきていた。
ちょうど時間的にすぐ近くの系図座・用物座で琉球舞踊が始まる直前だったので、自販機で水を買って、しばし座って鑑賞。が、独特の衣装や化粧や動きを「珍しいものを見た」的な興味はひかれるものの、にわか知識では踊りの深い意味がわからない。琉球舞踊に限らず、考えてみれば何でもそうなんだけど、「もう少し知識があれば、もっと楽しめたに違いないもの」を見ると、なんだか悔しくなってしまう。さりとて、現実には見たものすべてにそんなに深く関わっている時間もないわけで、旅に出るとそれがちょっともどかしい。
それでも30分ほど鑑賞した後、いよいよ有料区域へ。首里城はあのパンフレットなどにもよく掲載されている赤と白の磚「敷き瓦」が配された「御庭」と「正殿」を中心とした北殿、南殿・番所、書院・鎖之間、奉神門に入るには大人800円の入場料がかかるのだ。
しかし、この世知辛い御時勢に、この値段はわりと微妙なようで、券売機を前にして「どうする?」「高いよね、やめとく?」的な会話を交わす若者&家族連れが何組も!
何に驚いたって、ここまで長い距離を歩いてきて、沢山階段ものぼって、汗もかいて、メイン会場を目前にして「やめる」ことができる潔さ! すげー!
正直、すでにクタクタだった私は、その若さというか、思い切りのよさが羨ましいと思ったですよ、本当に!
が、親子揃って「せっかく病」(何かにつけては「せっかくだし」と言って散財してしまう病)に罹っているフジタ母娘は、若干のモヤモヤを抱えたもののスルーなどできるはずもなく、1,600円払って有料区域を散策。30分後、「やっぱり一度は見ておいて損はなかったね!……一度見れば十分だけど」と言いつつ、また長い階段を下り、約20分かけてホテルに戻ったのでした。
夕食は、最後の夜だし! ということで、予約を入れておいた国際通りの島唄ライブもやっている某沖縄料理店へ。が、しかし、この日は運悪く、なのか、いつもそうなのか、もの凄く大人数の団体客がどかどか送り込まれてきて、注文した飲み物が来るまで15分待ち、料理は20分待ち、30分待ち。しかも、値段のわりには量も少なく、味も特別美味しいこともなく、1時間で「もう帰りたいかもー」状態に。
さらには楽しみにしていた「島唄」も、技術のなさを笑いと勢いで誤魔化そうとしている感が見え見えで、行った店すべてにハズレがなかった宮古と異なり、やはり那覇はもっとしっかりした事前リサーチが必要だったな、と激しく後悔。結局2時間ほどかけて食事を終えた後、国際通りでお土産を買って、午後9時半、タクシーでホテル着。
(私にしては)もの凄く歩いた1日だったので、お風呂で入念にマッサージをして11時就寝。母と娘の旅は、とても健在なまま最終日を迎えるのでありました。
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| 今こうして写真だけ見ても「何か」特別な気配漂う「玉陵」。ほんとにあの場にそぐわない音声スピーカーは、どうにかして欲しい |
こちらお馴染みの「守礼門」。実際に首里城へ行こう! と思って下調べをするまでは、この門以外知らなかったとです。1958年復元 |
こちら門の両脇にシーサーがいる歓会門。1974年に復元されたもの |
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| 有料区域、「正殿」と「御庭」。想像していたよりは狭いかな、という印象 |
本日の宿、ホテル日航グランドキャッスルデラックスツイン。広すぎず、狭すぎず、過不足なく一泊朝食付きでひとり7千円ほどとお徳感アリ。LANケーブルもあったし(笑) |
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