

|
 |
11月☆日
<アルツの恐怖と余裕を考える> |
 |
本日は『週刊女性』の仕事で作家の荻原浩氏にインタビュー。荻原さんの新刊『明日の記憶』(光文社、1,575円)は、若年性アルツハイマーを煩った男性の物語で、近頃すっかり物忘れが激しくなった私としては非常に興味深く、ぜひとも話を聞かせて頂きたい! と鼻息荒く向かったのである。
が、そんなインタビューにもかかわらず、既に私の記憶は行きの電車の中で怪しくなってきて、果たして自分が向かう駅がどこなのかがわからなくなってしまった。ええと、品川で京浜急行に乗り換えるんだっけ? あれ、京浜急行って、上野から出てるんじゃなかったっけ(後にそれは「京成」であることが判明)? っていうか、ええと、私はどこへ向かってるんだっけ? と不安爆発。落ち着け。落ち着け自分。と言い聞かせ、魔窟のような鞄の中から取材詳細を書いたメモを見つけ出し、どうにか事なきを得たものの、仕事前から嫌な汗をかいてしまった。
取材後、友人のライターK氏と合流し、編集のO氏と3人で、赤坂の上海大飯店で念願の上海蟹を食べる。もうどうしても上海蟹が食べたくて食べたくて、ネットであれこれ探した結果、ここに行きついたのだ。ネット予約でコースが千円割引だったのも素敵。奮発してエクセレントコース(ひとり1万1千円税サ込)にしたんだけど、特に「酔っ払い蟹」こと老酒酔蟹と、「活上海蟹の姿蒸し」清蒸大閘蟹が、超美味!! このコースの姿蒸しは雄だったんだけど、白子の濃厚さにはもうクラクラしまくりで「美味しい……!!」と言ったきり、一同、お約束の沈黙状態に突入。上海蟹以外の料理、鶏モモ肉の香り揚げや、スープをストローで飲んでから食べる特大小籠包も文句のつけようのない味で大満足。
その後、同じビルのデニーズに移り、幸福を噛み締めながらも「オレたちに明日はあるのだろうか、ないだろう」的話でまったり。帰りの電車のなかで冷静に振り返ると、上海蟹を食べるのに3時間、デニーズで2時間も費やしていた。
あるじゃないかよ「余裕」!
|



|
 |















|