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5月□日
<見知らぬ人の旅行記で旅行気分にひたる> |
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そして今日も働きたくない。
依然どこかへ行きたい病が心の奥に巣くっていて、仕事をしていてもついつい心が遠い国へと飛んでいってしまう。
でもしかし、大人たるものいったん受けた仕事をほったらかしてアロハ〜と出かけてしまうわけにはいかないので、今日も「逃避」する私。働けよホント。
Webサイトの読物として、一般的には「日記」の人気が高いようですが、私が好きなのはズバリ「旅行記」。特に自分が行ったことのある場所について書かれたものを読むと、そのときの記憶が蘇ってきて、しばし旅気分にひたれるところが大変よろしい。
私が旅行記探しに使っているリンク集のひとつに「旅人文庫」があるのだけれど、ここには1,000を超える旅行記が地域別に並んでいて「逃飛行」にもってこい。
逃避しまくりの私はすでに、自分の行ったことのある場所の旅行記は読みつくし、行った事がないどころか、どこにあるかさえもよく知らない旅行記を読み漁っている状態。“モルドバ”とか“アンドラ”とか“ブルキナ・ファソ”とかみなさん知ってます? 自慢じゃないけど、私はそんな国、名前すら聞いたことありませんでした。いやぁ世界はほんと広いっす。
数ある個人サイトの中で、特に私のお薦めはOLまままさんの「とんでもとらべる」。最初、バリ島の旅行記目当てで行ってみて、もうビックリ。写真もキレイで文章も読みやすく、地図や宿泊したホテルのサイトリンクもぬかりなく、もうこのままガイドブックにでもなりそうなほどの充実ぶり。彼女が泊っているスミニャックの「ザ・ヴィラズ・サンセット」には、私も数年前に泊ったことがあるのですが、こんなキレイな写真は撮れなかった……。ほんと、旅行記を書くコツを熟知している人、という印象です。
CHIKAMIさんの「海外旅行記」は、何より文章がめちゃくちゃ面白い。独身OLならではの物欲と食欲と酒欲を満たすこの旅行記を、私は密かに「バカ旅日記」と勝手に名付けて「お気に入り」に入れてある。仕事中に彼女の文章を読むと、不思議と元気になっちゃうし。
あ、でもこれは<旅人文庫>から飛んだのではなくて、地道に検索して見つけたんだけど。
ピトケアン島? どこだそれ? 聞いたことないな、と思って飛んでみたら、俳優・時任三郎さんのサイトで驚いたのが、「世界電脳綱時任三郎家庭頁」。<エッセイ集>のところに、問題のピトケアン島や北極、ケニア、モンゴルなどへの旅日記があります。
これまた時任さんの文章が味があっていいんだ!
悲しいかな、この<旅人文庫>に乗っているサイトで未読のものは、もう50を切ってしまった。今私はここを読みつくしてしまうことがほんとに怖い。淋しくなるなー。
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5月▲日
<ほぼ日で読んでないコンテンツ発掘> |
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本日、仕事の合間に(いやでもちゃんと働いてもいますよー! ほんと!)かの有名サイトほぼ日に久しぶりに飛び、読んでいないコンテンツ発掘に挑戦してみた。
もの凄い勢いで連載が始まったり終わったりしているので、興味があるにもかかわらず未読なものもまだあるんじゃないかなーとかすかな期待を抱いて。
私がこれまでにほぼ日ではまったのは、奄美大島在住<鳥飼さん>のエッセイ「ハブの棒使い」(後に作家・鳥飼否宇氏であることを知り驚いた)、タレント清水ミチコさんの日記「試供品無料進呈(秘密厳守)」、糸井重里+立川談志+三谷幸喜の「笑いのツボはここにある」、松本人志さんの「まじ頭」などなどいろいろあったのだけれど、改めてチェックしてみたら、まだまだ面白そうなコンテンツがあったあった。
まず何で見逃してたのかまったくわからないリリーフランキー+清水ミチコ+糸井重里の「一夜かぎりのくだらなさ。」。実は私、清水ミチコ氏を愛してやまないのだけれど、これはほんと素敵にくだらない。2001年のトークショーの再録で、言っちゃあなんだけど、大した話をしていないのに面白い。あぁこの空気に直接触れたかったなぁ!
さらには前述の「松本人志まじ頭」の続編「帰ってきた松本人志まじ頭」なんてものもあるのを発見。この中に、人間、嫌なことをやらないとヒマだ! という言葉があって、いやぁ私がたまに「ヒマですなぁ」と思うのは、実は仕事が好きだからなんだろうか、としばし考えてしまった。考えさせられること、多いです。
最近のコンテンツの中では作家・天童荒太さんへのインタビュー「天童荒太さんの見た光。」とスチャダラパーのボーズさんの「明日に向かって捨てろ!!」に釘付け。
が、ウハウハいいながらバックナンバー読み漁ってたらあっという間に4時間も経過してしていてもうビックリ。昼ごはんの後の軽い休憩のつもりだったのに!
これだからネットってやつはほんとにもう……。
テキスト:藤田香織
イラスト:アニー・ヨシムラ
著者紹介
藤田香織(ふじた かをり)
1968年三重県生まれ。書評家・ライター。
体脂肪率というものの存在を知ってから、一度も30%以下になったことがない半ひきこもり。好きなことは寝ること食べることだらだらすること。嫌いなことは歩くこと走ること動くこと。
2004年春現在「本の雑誌」(本の雑誌社)、「FRaU」(講談社)、「Hanako」(マガジンハウス)、「東京ウォーカー」(角川書店)、「週刊女性」(主婦と生活社)、「ネムキ」(朝日ソノラマ)などでレギュラー書評・エッセイを執筆中。
幻冬舎Webマガジンの「だらしな日記(ときどき)は、毎月1日&15日更新。著書に「だらしな日記」、「やっぱりだらしな日記+だらしなマンション購入記」(共に幻冬舎)などがある。ホームページ「だらしな村」の日誌は1日おきに更新中。
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