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4月▲日
<レッツスポクラ!> |
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出不精の果てに進んだデブ症対策として、3月に地元のスポーツクラブに入会しました。
しかーし、ふと気がつけばもう4月も半ば過ぎ。かつて他のスポクラに3年間、幽霊会員として存在し約25万円をお布施のように払い続けた苦い記憶が蘇る。
いやぁあれですな。スポクラ会員の推定3割は「入ってるだけで健康になった気がしてる」幽霊会員じゃないだろうか。ちなみに私はテニスクラブもしばらく通った後、半年以上幽霊会員となった挙句退会した過去あり。関係ないけど、もうぜーんぜん使ってないニフティの会費も5年ぐらい払い続けてる。しかももう常接してるのに、ダイヤルアップのコース……どうなのそれ。
思うに世の中の退会手続きって異常に面倒じゃないですか。出向かなくちゃいけなかったり、書類用意したり。いやもうさ、覚えてないわけですよ、数年前に入会したIDとかパスワードとか。その問合せをしたりするぐらいなら、おとなしく月々2千数百円払ったほうがマシっていうか。マシじゃないけど。
常々思ってるのだけれど、人間には「返品」ができる人間とできない人間がいるわけですよ。裕福とか貧しいとかのお金の問題じゃなくて、私はもう断然「返品」ができない。通販で買った洋服とか、いざ受け取ってみたら微妙にサイズが合わなかったり、ちょっと色がイメージと違ったりしても、それを送り返す手間を考えたら「まいっか」と思ってしまう。たとえサイズが少しどころかまったく合わなくても「いつか着られる日がくるかも」と無理やり自分を納得させるのです。そうして「なかったこと」にされた品物がこれまでの人生でどれぐらいあるのか考えると、ちょっと気が遠くなる。本もよく読んだことを忘れて2重買いしたりするけど、1度も返品したことないし。いやぁこうして書いてると私の人生ほんと無駄が多いなぁ。
閑話休題。
そんなわけで、今度こそ脱・幽霊会員となるべく、本日ついにその入会したスポクラに行ってみた。で、勢いにのって“エアロ”に初挑戦してみた(知ってましたかみなさん。エアロビクスって今は“エアロ”って略すんですって。“エアロビ”は古いんですって。ちなみに“インストラクター”は“イントラ”って言うんですって。もうビックリだ)。
私は1968年生まれなのだけれど、エアロビクスには、なんっつーかこう、ある種のアレルギーがあったわけですよ。なんかこう、あの自意識がキモイっていうか、ヤバイっていうかね。
ところが今や時代は変わって、エアロビクスは美意識の問題ではなく、健康維持のための有酸素運動として非常に注目されているとか。あまりに運動とかけ離れた生活をしていたので、全然知らなかったわけですが。
実際、今日挑戦してみた初心者向きのクラスには、20代〜60代の男性も6人ほど参加していたし、最終的に競技会に出るとか、イントラになるとかが目的とはとても思えない50〜60代のおばさま方も多数お見かけした。60代(って年聞いたわけでもないのに決め付けるのも何だけど、61歳の我母上より明らかに年上に見えたので)がエアロ(ビ)やるなんて、想像したこともなかったけど、聞けば他のクラスでも結構多いとか。ま、自分がやるとも思ってなかったわけだけど。
しかしその50〜60代のおばさま方含めても、私がそのクラスで一番デブだった、という悲しい事実をここに静かに記しておこうと思います。うううう。
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4月■日
<消費カロリーと摂取カロリー> |
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エアロ(ビ。まだ“エアロ”に違和感アリ。)クラス一のデブという辛い現実から抜け出すべく、本日もスポクラへ。
出不精ではあるが、私はのめり込むとがーっと集中する性質でもあるのだ。ま、すぐ飽きるんだけど。
今日は13号の水着を着てアクアビクスに挑戦。これがまた、昼間のクラスだったこともあるんだろうけど、エアロビクス以上に高齢の生徒さんばかりだった。っていうか、どうみても36歳の私が最年少だった。どんなスポクラやねん。マジで。
が、周囲のみなさんが元気に運動しているのに、45分のメニューの間に、徐々に息苦しさを感じていき、最後は気持ちが悪くなってしまった。
思うに、あれはプールに入っている塩素のせいじゃないかと。全員で一斉に水を掻きながら水面に近いところで呼吸を繰り返すアクアビクスは、塩素吸い込み率が高いような気がする。でも普通に1キロとか泳いでいて(走るのは嫌いだけど、泳ぐのは比較的好きな私。なにせほら、浮力があるから)も、そんなふうになったことはないんだけど。不思議。
いつになく疲れたので、終了後、ミスドでドーナツ2個とアイスウーロン茶で和む。本当はシェイクが飲みたかったんだけど、ぐっと堪えた自分に満足する。
しかーし、帰宅後、ミスドのHPで確認したら、私が食べたドーナツの合計カロリーは561Kcalもあった。マジですかっ!? あんなオヤツでしかないものなのにっ!
これからはミスドではおかゆ(107Kcal)にしよう……。
テキスト:藤田香織
イラスト:アニー・ヨシムラ
著者紹介
藤田香織(ふじた かをり)
1968年三重県生まれ。書評家・ライター。
体脂肪率というものの存在を知ってから、一度も30%以下になったことがない半ひきこもり。好きなことは寝ること食べることだらだらすること。嫌いなことは歩くこと走ること動くこと。
2004年春現在「本の雑誌」(本の雑誌社)、「FRaU」(講談社)、「Hanako」(マガジンハウス)、「東京ウォーカー」(角川書店)、「週刊女性」(主婦と生活社)、「ネムキ」(朝日ソノラマ)などでレギュラー書評・エッセイを執筆中。
幻冬舎Webマガジンの「だらしな日記(ときどき)は、毎月1日&15日更新。著書に「だらしな日記」、「やっぱりだらしな日記+だらしなマンション購入記」(共に幻冬舎)などがある。ホームページ「だらしな村」の日誌は1日おきに更新中。
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