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●お姉さまをリードしてくれる頼れる年下の彼
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テボン役のイ・ミンギ、最初はあまりカッコいいと思わなかったけど、男前です (c) KBS |
「がんばれグムスン」でグムスンの義理の兄を演じたイ・ミンギが男性主人公のガン・テボン役を演じているが、サムスンの年下彼ヒョン・ビンとは正反対の、恋愛にうといシャイなお姉さまをリードしてくれる頼れる年下彼。私はテボンの方が好きだな〜。
暖かい家庭に憧れてお弁当屋さんになるのが夢で、好きな女性に何も望むものはない、ただ自分といると気が楽になる、落ち着くと言われたいテボン。現実ではあり得ない反抗的な若手エリート弁護士だけど、似合っている。無駄に年だけとってしまったドジな子供ダルジャを、「まったく〜」って感じでフォローしてくれるところがいい。
●波乱万丈のイ・へヨンと役柄が重なり共感
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ソンジュ役のイ・へヨン。本当に美しい (c) KBS |
韓国の女性たちは、イ・へヨンが演じる脇役のソンジュにもすごく共感している。テレホンショッピングのトップショーホスト(商品の紹介をするアナウンサーのような売子のような役割をする人)という韓国で流行の仕事に就き、どんなハプニングにもあわてず、テキパキと生放送をこなすしっかりものだけど、実は離婚した夫の借金を背負ってしまうほど情が深く、恋人が負担を感じるのではないかと心配して妊娠を打ち明けられない気弱な面ももっている。
この役のイ・へヨンは、現実でも離婚を経験している。10年来の大恋愛の末結婚したが1年ちょっとで離婚、自分名義になっている夫の借金返済を無効にするために前夫を詐欺で訴えた。だが仕事の面では離婚後テレビ出演も増え、テレホンショッピングで自分がデザインしたファッションブランド「Missing Dorothy」を売り出したところ大当たり。今年の3月から梨花女子大学デザイン学部で「Missing Dorothy」の成功談がカリキュラムに加えられ、CEOとして特別講義もする予定だ。アイドル歌手でデビューし女優に転換、韓国女優にしては珍しくヌード写真集も出したほど波乱万丈の彼女とソンジュを重ねてみる視聴者も多い。だからソンジュもイ・へヨンもがんばってほしい! と応援せずにはいられない。
チェリムも子役出身だから演技には定評があるが、離婚後の復帰作としてこの役を選んだのは正解。ダルジャってチェリムそのままじゃないの? というほど似合っている。
●韓国女性の日常に興味のある人は必見です!
映画「プラダを着た悪魔」まではいかないけれど、『ダルジャの春』にはこの冬と春の人気ファッションも勢揃いしている。大暖冬だっただけに袖がちょっと短めでちょうちんのようになっているふわふわコート、フェミニンなシフォンブラウスにハードなブーツなど、あまり決めすぎないお仕事ルックで、明日からでも真似できそうなファッションばかり。ソンジュのボブとミニワンピース、カラー原石のジュエリー、そしてダルジャのスモーキーメイクは20〜30代に支持され、雑誌や新聞にも特集で紹介されたほど。番組のホームページでは、ダルジャに似合いそうなコーディネートを視聴者が選ぶイベントも開催されている。
また、毎回ドラマのタイトルにはダルジャの心理を代弁するイラストが使われていて、これもまたおしゃれなイラストでロマンチックな雰囲気を盛り上げてくれる。仕事も恋も家族も大事な韓国女性の日常に興味のある人にはぴったりの『ダルジャの春』。見逃さないでくださいね!
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ドラマのタイトルは毎回イラストで制作される (c) KBS |
(趙章恩)
■著者紹介
趙章恩(チョウ・チャンウン):韓日ITジャーナリスト
3歳から高校卒業まで韓日を行き来する生活で、中学生の頃から通訳として活躍。韓国大手商社の日本担当を経て現在ITジャーナリストであると同時に、世界中から殺到するIT視察団を切り盛りするコーディネーターとしても多忙な毎日を送っているが、寝る時間を削っても毎日最低2時間はドラマを見てしまう「ドラマ廃人」。ITよりドラマや芸能界事情のほうが詳しいのではと疑われている。日経新聞「ネット時評」、BCN、夕刊フジなどに連載。著書に「韓国インターネットの技を盗め!」(アスキー刊)、「日本インターネットの収益モデルを脱がせ!」(ドナン出版)など。
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