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2007年3月14日
日本と同じく韓国も大暖冬だったこの冬。1月も2月もコートいらないんじゃない? というほど暖かくて地球の温暖化が本気で心配になったけど、3月に入ってから急に雪は降り出すわ、氷点下になるわ、コッセムチュイ(花が咲くのを妬む寒さ、春になる直前にやってくる寒さのこと)がすごかった。
韓国は3月が新学期なので、寒くても「春=3月」というイメージが強く、各メーカーのテレビ広告も春っぽくなってきた。その中でも大のお勧めはこのCM! チョ・インソンが登場するホワイトデーケーキのCMなのだけど、このびっくりしてぼーっとした表情から恥ずかしそうな笑顔に変わる微妙な表情が、もうたまらなく大好き!
チョ・インソンのCMで春が来たな〜と感じるのもなんですが、「白い巨塔」のチャン・ジュンヒョクの魅力から抜け出すためにも、別のターゲットを探さなくてはならない。「白い巨塔」で最後にチャン・ジュンヒョクが自分の手術シーンを思い出しながら死んでいく場面では涙が止まらなくなって、来週から私は何を楽しみに生きればいいのかを考えたらまた涙が止まらなくなった。だが、すぐに思い出した。このドラマがあったじゃな〜い。『ダルジャの春』です。
●契約恋愛から始まる本当の恋
男運に恵まれず、いつの間にか仕事一筋になるしかなかった33歳キャリアウーマンが、家出して弁当屋を目指す年下のエリート弁護士(だけど今は仕事をやめて貧しい)と契約恋愛をきっかけに本当の恋に落ちて同棲する(ほとんど飼っている)……。これだけ聞くと「君はペット」と「アネゴ」をごっちゃ混ぜにしたようなストーリ? と思ってしまいがちだが、それがチェリムという女優のお茶目な演技力のおかげで、とてもかわいく素晴らしいドラマに仕上がっている。
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ダルジャ役のチェリム、今までのお嬢様スタイルから二皮ほど向けたような変身ぶり (c) KBS ※ クリックで拡大 |
転がり込んできたテボンと同棲するようになったダルジャのマンションに母と祖母がやってきた (c) KBS |
とにかく面白いドラマにするのが目標という『ダルジャの春』は、製作発表会からとても興味深かった。メロでもなくラブコメでもなく、「ヒューマン・コミック・メロドラマ」というその路線がすごく気になり、同時間帯の「外科医ボンダルヒ」、セブンが主人公の「宮S」をあきらめ「ダルジャ」を選択した。正直、心臓病を克服する痩せすぎ女医よりも、何を言いたいのかさっぱりわからない皇室の三角関係よりも、わかりやすく笑えるダルジャのほうが個人的には好みということもある。
●多彩なキャラが魅力
このドラマの見どころは、「そうそう、こんな人私の周りにもいる!」と共感をもてる人間味のあるキャラクターがたくさん登場することだ。
典型的な三角関係としてチェリムが演じる主人公のダルジャの母と、年下彼テボンの父親は、初恋の仲で今でもお互いを意識している。独特なキャラクターであるテボンの母は未だにパパっ子で、何でも「パパ〜」と暴力団風のパパに泣きつくおばさんで、年上彼女のダルジャからもダルジャの母からも嫌われている。
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ソンジュとセドの駆け引きやセドの告白イベントは韓国ならではのこと? (c) KBS |
ほかにも、テボンの父の妹で仕事のためなら家族のことなど後回しの厳しすぎるダルジャの上司、 何でも相談できる会社の温かい先輩と、いつもダルジャを心配してくれる仲間たち、仕事にはシビアでいつも無表情だけど情が深いところもあるソンジュ、プレイボーイだけどソンジュには本気のおっちょこちょいのセド、ダルジャに思いを寄せる取引先の社長、ダルジャに嫌がらせをするストーカー並みの社長の前妻と、実にさまざまなキャラクターが登場。さらに、エピソードが入り乱れ、ダルジャの恋の行方より、出演者全員の恋のほうが気になってしまう構成が面白い。
毎回、夢シーン、想像シーンという設定で、さまざまなドラマの名場面をパロっているのも爆笑もの。ダルジャを観て面白いと思ったあなたは、かなりの韓国通であること間違いなし!
視聴!<ダルジャの春>
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