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2007年2月20日
●お正月は徴兵制のようなもの!?
2月18日、韓国はそろそろ2度目の本当のお正月を迎える。日本と同じように12月はずっと忘年会、1月はずっと新年会で明け暮れるので、新年を迎えたなぁという感じはするが、1月は元旦1日しか休めないのでお正月という盛り上がりに欠ける。一方、旧暦のお正月は3日間の連休だし、前後して休む人も多いので祝日ムードを満喫できる。テレビでは1月から2月までのお正月が終わるまで新年特集で大騒ぎしているし、お正月が2度あるのもいいなぁと思う。
お正月になると、また旦那さんの実家にお嫁さんが集まり法事の準備だ。嫌だと思っても避けて通れない儀式なので「これは徴兵制のようなものだ」「旦那を愛すための税金」と思うようにしたらかなり気が楽になった。旦那とも協定を結び、法事の後1週間は、掃除と皿洗いを免除してもらっている。
韓国では「奥さんには家にいてもらいたい」「奥さんの手料理じゃなきゃ嫌」というような男性は滅多にいない。もちろん、まだ欧米のように育児も家事もきっちり分担する、なんてことにはまだ程遠いけど、「女のくせに」「女だから」というようなことはなくなってきてるなぁ、とつくづく感じる。司法試験や教員試験、国家公務員試験の合格者は女性が圧倒的だ。そのお陰でスーパーウーマンが増えている。
その結果、仕事も家事も全部完璧にこなさなければ! と思い込みすぎて、女性をいじめる女性が増えてしまった。ドラマにもよく登場するのが、部下の女性社員をいじめる女性役員。「子供が熱を出したくらいで早退だなんて、会社辞めたら?」と嫌みを連発する登場人物が結構いるんだよね。
●男性まで外出を控えるほどハマるドラマが登場
そんな韓国でついに出ました。女のドロドロがないドラマが。これは韓ドラファンとして義務的に観るべきとしか言いようがない。1月に始まった韓国版『白い巨塔』。なんて面白いの! なんてステキな俳優さんが多いの! 特に声! 主人公達の声がラジオドラマにしてもいいくらい、明確な発音と鳥肌が立つほどの演技力なのだ。このよさは、韓国語ができなくてもわかるはず。ぜひ声にも注目してほしい。
最初は、日本版に比べて「財前と里見教授の対立が弱すぎる」「里見教授のカリスマがなさすぎ」なんて言われていたが、2月に入ってから医療訴訟問題に話題が移り、韓国版の里見教授であるチェ・ドヨンを演じるイ・ソンギュンと、財前教授であるチャン・ジュンヒョクを演じるキム・ミョンミンの絡みがヒートアップしている。
私なんてTVの前にどんどん近づいて「かっこいい〜ステキ〜」と叫んでは旦那にひんしゅくを買っている。韓国では30〜50代男性までもが虜になり、「週末の夜は、白い巨塔を見逃したくないから外に出ないことにした」なんて言う人も周りに多い。ドラマの話は、病院をそのまま会社に変えてもおかしくないほど。韓国の会社組織も、出世のため人脈学閥総動員で、水面下での競争がすごいからね。
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| 韓国版・里見教授であるチェ・ドヨンを演じるイ・ソンギュン |
韓国版・財前教授であるチャン・ジュンヒョクを演じるキム・ミョンミン |
原作はフジテレビのドラマではなく小説の方なので、日本版ドラマとは若干違う展開もある。日本より2話短い20話完結なので、かなりスピーディーに物語が展開される。
ケーブルテレビではフジテレビで放映された日本版『白い巨塔』も同時放映しているので、韓国では毎週視聴者掲示板に「見比べ感想」がドバッと掲載され、「日本は女優がみんな40代以上なのに韓国では20代ピチピチ」「日本版はセリフが早すぎてどのシーンでも喧嘩しているように聞こえる」「韓国の大学病院は課長がそんな権力者ではない、日本の物語をそのまま韓国に置き換えただけなので理解しがたい場面も多い」「韓国版で東課長の娘は市民運動家という設定で、やること話すことすべて大袈裟なのが気に入らない」など、2ch並みの盛り上がり。ドラマのキャプチャーや画像を使って名場面、名セリフ集を投稿する視聴者コーナーも人気で、日本だと肖像権の問題で絶対あり得ないと思ってしまうパロディも多い。
視聴!<白い巨塔>
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