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2006年9月7日
●韓国中を元気にしたドラマ
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明朗少女成功記 (c) SBS,SBSi (※ 画像はクリックで拡大) |
2002年ワールドカップ開幕直前、韓国中を元気にさせてくれたドラマがあった。ドラマのストーリーをすごくストレートにタイトルにした「明朗少女成功記」(配信:ShowTime・1話無料)。当時韓国では「すごく変な名前のドラマ」とマスコミからは不評だったが、放映が始まってすぐに視聴率38%といういわゆる「デバッ(大成功)」ドラマになった。
ShowTimeに紹介されたあらすじをみると、
本作でアイドル歌手のチャン・ナラがドラマ界に進出して大成功。「明朗少女」という言葉も流行語となり、ヤンスンのテンポある会話も楽しい痛快ラブストーリーです。詐欺師(!)の両親のために苦労が絶えないヤンスンは、スノイ化粧品創始者の息子ギテの家のお手伝いさんとなるが、お坊ちゃん育ちの彼に手を焼く。ある日、ジュンテの陰謀で一文無しになってしまった彼に手をさしのべたのは……。
じれったいほどゆっくり喋るのが特徴の忠清道地方の方言がぬけない田舎娘のヤンスンは、両親が犯した詐欺の弁償のためにギテの家で家政婦として働くためソウルに上京する。人生のどん底に落ちた王子様であるギテを助け、王子様のわがままやひねくれた性格もすべて包み込み、王子様の周りをうろつく悪者をやっつけ、王子様の愛もゲットし化粧品会社も大成功させるという予想通りの展開なのだが、最後の最後でちょっと意外な展開があるのがこのドラマのいいところかも知れない。
韓国では、わがままな大金持ちの御曹司と、そんな彼にもおじけることなく、言いたいことははっきりと言う貧しい娘とがカップルになるところや、御曹司の家のお手伝いさんとなり恋をするといった内容から「花より男子のパクリじゃないの?」と騒ぎにもなったが、「花より男子」とはかなり違う展開なので期待してもいい。
●チャン・ナラに釘付け!! ヒット商品も続々登場
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チャ・ヤンスン役のチャン・ナラはこの作品でドラマデビュー。今ではアジアのトップスターとなっている (c) SBS,SBSi (※ 画像はクリックで拡大) |
2002年放映当時、主演のチャン・ナラ ブームがすごかった! お父さんが有名な舞台俳優だったから演技トレーニングもばっちり。アイドル歌手出身のドラマデビュー作にも関わらず、滑らかな演技で観る人を安心させてくれた。
新人が突然主人公としてドラマに出演する場合は、「棒立ちに教科書読み」と言われるド下手な演技で、観る人の方がハラハラするものだが、そんなことは全然なかった。だから、子供からお年寄りまで、セリフや方言を真似たほど、それはそれはすごい人気だった。チャン・ナラとチャン・ヒョクが銭湯の前で風呂上りに丸っこい形のバナナ牛乳を飲む場面があるのだが、その影響でバナナ牛乳の生産が間に合わなくなったほど、ドラマに登場した商品のひとつひとつがヒット商品になった。
主題歌は、チャゲ&飛鳥の「Love Song」の韓国語版で、この歌も大ヒット。ノレバン(カラオケ)に行くと必ずどこかでボックスで歌っていたな〜と懐かしい。
でもこのドラマ、実は放映10日前にやっと主人公のキャスティングが終了したため、台本をすべてチャン・ナラとチャン・ヒョクに合わせて修正、毎回放映時間1時間前までその日の回の撮影が続き、番組スタートの2分前、1分前に編集テープが届くというものすごいスケジュールで制作されたという秘話をもつ。撮影チームをスタジオと野外2グループに分けて、スピーディーに撮影するようになったのも「明朗少女成功記」が初めてらしい。
「明朗少女成功記」は、いまや中国と東南アジアでトップスターとなり、コンサートにはボディガードだけで1千人という、韓流の記録を塗り替えたチャン・ナラの原点ともいえる作品だ。また、田舎出身で超ダサかったヒロインが都会の男性と恋に落ち、メキメキきれいになり、自分を見つけるという韓国ドラマの典型的なパターンの原型でもある。
「ここまでするか?」と苦笑いしてしまうほど明白な善悪と、次から次へとマーケティングアイデアを出し、一晩徹夜して描いたポスターがコンテストで優勝してしまうほど何事にも優れた才能を持つヒロインは漫画の世界にしか存在しないと悪口を言われながらも、この手のドラマは今でも無難に視聴率を稼いでいる。そして、「明朗少女成功記」はチャン・ナラが主人公となり「早安上海」というタイトルの中国版も制作されるらしい。
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