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●グラマーな超美人、その正体は?
このドラマの人気の秘密は何と言っても主人公のチョウンを演じている「パク・ジンヒ」のアジュンマ演技。外側はグラマーな超美人なのに中身は40代のアジュンマだから、かなりトンチンカンなキャラクターなんだけど、これを滑らか〜に演じている。ドラマ出演は2002年「あなたを知ってから」以来なので4年ぶりだが、今までどうしてドラマを休んでいたの! と怒りたくなるほどどんぴしゃなはまり役だ。マスコミも「名俳優の再発見」と褒めちぎり、コメディーばかりでなく、1話に登場する悩殺温泉シーンや4話のベッドシーンも彼女の魅力を引き出していると大騒ぎ。
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チョウンの体に入ったスンエをときめかすヒョンウ (c)SBS (※ 画像はクリックで拡大) |
これがあの話題の第1話目の温泉シーン、日本のどこかで撮影されたそう (c)SBS |
面白かったのは、中身はスンエだけど、チョウンはスチュワーデスなので仕事をほっぽり出すわけにはいかない。何の知識もなく、とにかくアジュンマの勘で何とかなると空港へ向かったスンエは、ドリンクサービスの方法がわからないのをごまかすため顔に水をかけては「交通事故の後遺症かしらお腹が痛くて冷や汗が出るのよ」。キャビンの中にあるお菓子を見ては「これ全部タダなの〜」と狂喜しポケットに詰め込む始末。食事はいらないという客にも「タダなのにどうして? もったいないでしょう!」とお皿を突きつける始末。また、航空会社のルールを知らないので髪は染めるし、機内アナウンスもおぼつかない。
外側はセクシー美女なのに、中身はアジュンマだから、口をあければ「バカ野郎!」なんて平気で言うし、ジョンスクが、家にやってきたチョウンを魂が入れ替わったスンエと認めた大きな理由がただならぬ目力、「そこにアジュンマの力を感じたから」というのも面白い。
●おばさんが、純情な娘に!?
チョウンの魂が入ったスンエを演じるシム・へジンも負けてはいない。「アンニョン・フランチェスカ」でみせた猟奇的な姿が受けて(鳩を鶏とだまして屋台で売ったり、すぐかっとなりノコギリを振り上げたり)色んなドラマでひっぱりだこの彼女は、第1話の恥もプライドもないおばさんから、一気に純情な娘のように人が変わる演技を無理なく消化している。
視聴者掲示板にも「この頃時代劇ばかりで女性が気軽に楽しめるドラマがあまりなかったところ、久しぶりに思いっきり笑えた」、「パク・ジンヒの話すことやることすべてが1話のシム・へジンにそっくりでもうビックリ。そこまで計算して演技をしているとはすごい」、「ジョンスク役のパク・ミソンの助演なしではこのドラマの面白さは半減したかも。表情一つ一つが生き生きしていて個性的」など、絶賛する内容ばかり。
今日もまたソウルは雨。雨の夜といえばキムチをたっぷり入れたチジミに冷たいドンドンジュ(濁り酒)!と韓国ではお決まりのメニューがある。チジミを食べながら、TVの主人公のセリフに「そうだよね〜」、「何でそんなこと言うんだよ!」なんていちいち相槌を打ちながら、主人公になりきってみるのもいいよね〜。
(趙章恩)
■著者紹介
趙章恩(チョウ・チャンウン):韓日ITジャーナリスト
3歳から高校卒業まで韓日を行き来する生活で、中学生の頃から通訳として活躍。韓国大手商社の日本担当を経て現在ITジャーナリストであると同時に、世界中から殺到するIT視察団を切り盛りするコーディネーターとしても多忙な毎日を送っているが、寝る時間を削っても毎日最低2時間はドラマを見てしまう「ドラマ廃人」。ITよりドラマや芸能界事情のほうが詳しいのではと疑われている。日経新聞「ネット時評」、BCN、夕刊フジなどに連載。著書に「韓国インターネットの技を盗め!」(アスキー刊)、「日本インターネットの収益モデルを脱がせ!」(ドナン出版)など。
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