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3キャリアから登場するソニー「Xperia XZ」をレビュー!X Performanceと実力を徹底比較

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ソニーモバイルの最新フラグシップスマホ「Xperia XZ」。国内3キャリアが取扱いを発表した
  • ソニーモバイルの最新フラグシップスマホ「Xperia XZ」。国内3キャリアが取扱いを発表した
  • 現行モデルのXperia X Performanceと機能やデザインなどを比較した
  • 上質なアルミ素材、ALKALEIDOを採用。指紋は付着しても簡単に拭き取れた
  • X Performanceとリアパネルを比較。XZはより艶のある光沢仕上げだ
  • リアカメラはレンズの下にLEDライトのほか2つのセンサーを搭載する
  • 両サイドにカーブをつけたループデザイン。USB Type-C端子を採用した
  • 側面の柔らかいデザインに仕上げている
  • 本体の厚さはX Performanceの約8.6mmに対して、XZは約8.1mm。わずかに薄くなっている
■2年使い続けてもヘタらないバッテリー

 内蔵バッテリーの容量はXZが2,900mAh、X Performanceが2,570mAh。バッテリーパックそのものが少し大きくなっているので、恐らくデイリーでの持続感は若干ながら変わってくるものと思う。

 これに加えて、Xperia X Performanceから搭載が始まった米Qnovo社のバッテリーマネージメント技術により、従来比で約2倍の電池長寿命が実現されている。ソフトウェア処理により実現したバッテリーのエネマネ機能は、常に電池のコンディションを把握しながら、充電時に最適な量を補うことでバッテリーセルの疲弊を和らげるというものだ。

 Xperia XZでは、これに加えてさらにソニー独自開発の「いたわり充電」を搭載している。これは「スマホが朝起きた時にフル充電になっているように、寝る前に充電器につなぐ」というユーザーが多くいたことから実装されたという新しいインテリジェントなスマホのための機能だ。ユーザーの充電習慣をスマホが学習して、充電速度を調節しながらフル充電にもっていくアルゴリズムが内蔵されている。学習効果は本体設定から「いたわり充電」のメニューをオンにして、1週間から10日ほど同じ行動パターンに沿って寝る前に充電を行うと表れる。残念ながら、電池寿命が延びた実感は2年以上使わないと感じられるものではないようなので、今回のテストでは明らかにならなかったが、同じスマホを長く使うユーザーにとっては有り難く感じられるだろう。

■スマホ初心者にもおすすめできる、高機能スマホ

 Xperia XZの高いデザインの質感、快適なハンドリング感は、ハイスペックなXperia Zシリーズを使い込んできた「Xperiaファン」の方々にはもちろん、Androidスマホは初めてという方、あるいはスマホそのものが入門者という方にもおすすめしたくなる。カメラにはソニーが誇るノウハウが惜しみなく詰め込まれているので、機能の説明ばかりを聞いていると、何だか小難しくて頭でっかちなスマホのように感じてしまうが、実のところは「プレミアムおまかせオート」に設定しておけば、今までのXperiaよりもさらに簡単に、一段ときれいな写真が撮れるようになったということだ。

 そして、設定項目が豊富なマニュアル撮影についても難しく考えないでほしい。つまりこれまでのスマホでは、撮りたかった場面が思うように撮れなかったことで感じていたストレスから解放される所にメリットが表れるからだ。特にマニュアルでフォーカス位置を動かせる機能は写真の表現幅を広げてくれると思う。他社からはダブルレンズユニットを搭載して、撮影後にフォーカスポイントを設定できるスマホも発売されているが、筆者としては先にフォーカス位置を設定しから撮ったた方がより自然な写真が残せるし、結局のところ手間が少ないように思う。

 指紋認証によるロック解除はXperia X Performanceと同様にとてもスピーディーで正確だ。新しいiPhone 7の指紋認証も精度は高いと感じるが、Xperia XZもこれと対等のレベルにある。ただ、指が水に濡れている時の認識精度はややiPhone 7の方が高いように思う。

 そして、これは若干玄人志向な評価項目になるが、イヤホンジャックから出力して聴くサウンドの「音質」についてはXZの方がステップアップを遂げている。これは本体に内蔵するアナログオーディオ回路の見直しを図ったことによるもので、ハイレゾに限らずSpotifyやCDからリッピングして保存した音源を再生して楽しむ際にも効いてくる。よりいっそう肉付きが良く、各帯域の音が自然につながる艶やかなサウンドだ。Xperia XZが発売された折には、可能であればぜひ店頭でデモ音源を活用しながら、そのサウンドもチェックしてみてほしい。

協力:ソニーモバイル
《山本 敦》
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