新しい手ブレ補正機能の説明に移る前に、Xperia X Performanceでいったん省略された「4K動画撮影」がXperia XZで復活したことも伝えておこう。そのうえ4K、フルHD撮影の両方で、いっそう手ブレを抑えた安定感のある動画が撮れるようになったことが最新モデルの進化点だ。
これを可能にした技術が、ソニーのビデオカメラ“ハンディカム”シリーズのノウハウから生まれた「5軸手ブレ補正」機能だ。リアのメインカメラ、フロントカメラの両方で機能がはたらく。
従来モデルには「ヨーイング」(上下軸の回転)「ピッチング」(左右軸の横回転)と呼ばれる、ズーム撮影時に発生しがちな角度ブレの補正と、「ロールシェイク」と呼ばれる、歩きながらの流し撮りの際に起こる前後軸の回転ブレを補正する技術までが採用されていた。Xperia XZはこれに加えて縦横方向の「シフトシェイク」と呼ばれる平面方向ブレを抑える技術が乗った。実際には被写体に寄ったマクロ撮影時にブレを抑える効果が発揮されるらしい。Xperia X Performanceと撮り比べてみた動画を本稿に掲載するので参考にしてみてほしい。
【Xperia XZで撮影した動画】
【Xperia X Performanceで撮影した動画】