【ショールーム探訪#008】多様なニーズに応える監視カメラ群 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【ショールーム探訪#008】多様なニーズに応える監視カメラ群

IT・デジタル セキュリティ
三星ダイヤモンド工業のイメージングテクノロジー事業部東日本営業所内にあるデモルーム。同社が正規輸入代理店として展開する「DAHUA」の製品も数多く展示されている(撮影:防犯システム取材班)
  • 三星ダイヤモンド工業のイメージングテクノロジー事業部東日本営業所内にあるデモルーム。同社が正規輸入代理店として展開する「DAHUA」の製品も数多く展示されている(撮影:防犯システム取材班)
  • 4メガモデルの全方位カメラ「DH-IPC-EB5400N」。このほかにIR対応の12メガモデル「DH-IPC-EBW81200N」などの全方位カメラもラインナップされている(撮影:防犯システム取材班)
  • デモルームに設置されている全方位カメラの画面表示例。全7種類のレイアウトから表示形式を選択できる(撮影:防犯システム取材班)
  • 小型ながらPTZに対応した2メガのネットワークドーム型カメラ「DH-SD22204TN-GN」。ズームは光学4倍に対応している(撮影:防犯システム取材班)
  • 今後、日本での展開も予定されているホームセキュリティなどを想定したWi-Fiカメラ「IPC-A15/35」(撮影:防犯システム取材班)
  • あらかじめ設定したエリアに侵入した人間を自動追尾することもできるハイスピード回転台カメラシステム「DH-PTZ12230FN-IRB-N」。IP66準拠で、スターライト及び赤外線撮影機能を有する。カラー撮影でも最低照度は0.002Luxに対応している(撮影:防犯システム取材班)
  • 製品に関する説明をしてくれた三星ダイヤモンド工業のイメージングテクノロジー事業部 東日本営業所 営業チームリーダーの角田信氏(撮影:防犯システム取材班)
  • 本体にmicroSDカードを搭載できる録画一体型の屋外用監視カメラ「DZ5WA」。設置の際には電源ケーブルを挿すだけで運用できるという(撮影:防犯システム取材班)
 セキュリティ関連機器を扱う企業の多くは、ショールームを持っていることが多いが、基本的に一般に開放していることが少なく、エンドユーザーはなかなか見に行くチャンスが少ないのが実情……。そこで本連載では、一般のエンドユーザーに代わって企業のショールームを訪問し、各企業の特長や技術を紹介していく。

 第8回は2016年1月に、三星ダイヤモンド工業のイメージングテクノロジー事業部東日本営業所(神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-4 クレシェンドビル7階)内にオープンしたデモルームに行ってきた。

●2つのブランドでユーザーニーズに応える

 三星ダイヤモンド工業は、ダイヤモンド硝子切の製造販売をスタートに事業を興した企業で、2014年よりカメラ事業に参入後は、世界でも高いシェアを誇る中国・DAHUA(ダーファ)社の製品と、自社製品のMDIブランドを展開している。

 各ブランドの立ち位置としては、普及価格帯の市場には主に「DAHUA」製品を展開し、特化したニーズに対しては、MDIブランドを展開していると、同社のイメージングテクノロジー事業部 東日本営業所 営業チームリーダーの角田信氏は語る。



●解像度を抑えた普及価格の全方位カメラ

 デモルーム内の展示で半分以上の割合を占めるのが、「DAHUA」製品。角田氏によれば、そもそも「DAHUA」では、ネットワークカメラ(IPカメラ)から、アナログカメラ、HD-CVIなど様々な方式の監視カメラをラインナップしており、いずれの製品も国内主要メーカーの監視カメラと比べると価格面で優位性があるとのこと。

 そうした「DAHUA」のIPカメラ製品の中で興味深かったのが、360度の撮影が行えるいわゆる全方位カメラ。一般的に球体状の画像で撮影する全方位カメラは、画像を分割&補正して使うことから、12メガピクセルなどの超高解像度カメラが多いが、「DAHUA」では、12メガモデルに加えて、4メガモデルも揃えている。



 全方位カメラは、1台で広域をカバーできることから、近年ニーズが高まっているが、12メガとなるとかなり鮮明に撮れる反面、本体価格も高く、ストレージ容量も必要になることから、導入に踏み切れないケースも少なくないという。

 しかし、4メガモデルであれば、価格が抑えられ、ストレージ容量もそれほどではないので、使い勝手がいいわけだ。もちろん、高解像度の12メガモデルの方がより広い範囲を鮮明に映し出すことができるが、オフィスなどのそれほど広くないエリアの監視であれば4メガモデルでも十分といえる。



 他にも「DAHUA」製品では、小型ながらPTZに対応したドーム型カメラや、0.002Luxの低照度でのカラー撮影や画像認識による追尾撮影も可能なハイスピード回転台カメラシステム、最新の動画圧縮技術H.265に対応したバレット型カメラなど、トレンドを押さえつつも「DAHUA」のラインナップの豊富さが伝わる展示となっている。





 また、現段階では展示されていないが、主に家庭への設置に適したWi-Fiカメラや、HD-CVI方式ながら4K画質に対応した製品なども発売が予定されているので、そうした最新製品の実機なども同デモルームで体感することもできるだろう。




●オリジナル製品は特化した技術が魅力

 そしてもう1つの見どころが、MDIブランドの実機展示。冒頭で特化したニーズに対応するための製品と書いたが、カメラ本体に画像鮮明化技術を搭載した製品や、IP66に対応し、電源のみのカンタン設置ができる街頭防犯用の録画一体型監視カメラ「DZ5WA」なども実機が展示されている。





 いずれもカタログやチラシでは伝わりきらない特徴もあるので、デモルームで実機が見て魅力を実感できる部分は大きい。

 ちなみに同デモルームは、主に同社の製品を扱う販売店やパートナー企業に向けた施設で、事前予約制。ただし、同社製品の導入を考えるエンドユーザーでも、販売店やパートナー企業を介せば予約は可能だという。

>>Amazonギフト券10,000円分が当たる!「ホームセキュリティアワード」投票受付中<<
《防犯システム取材班/小菅篤》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top