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iPhoneのカメラを“強化&拡張”! デジカメのように使えるスマホケース「SNAP!PRO」とは【オトナのガジェット研究所】

IT・デジタル その他
iPhone 6s/6のカメラ機能を強化するアクセサリー「SNAP!PRO」
  • iPhone 6s/6のカメラ機能を強化するアクセサリー「SNAP!PRO」
  • iPhoneのカメラアプリがそのまま使える
  • グリップをドライバーで固定
  • 3種類のグリップがある
  • 側面にLightning端子、イヤホン端子が露出しているので、そのまま機器が接続できる
  • ケースにストラップを装着可能
  • 物理シャッターボタンとサムレスト
  • レンズは着脱交換式
 基本的にここまでのセッティングでiPhoneによる写真撮影が十分快適になるのだが、SNAP!PROの醍醐味であるレンズアタッチメントを使わない手はない。超望遠、超広角レンズなどを駆使して、iPhoneの素のカメラ機能だけでは残せない、いろいろな写真を撮れるのがSNAP!PROの真骨頂だ。

 ケースのレンズ穴の位置に、ちょうどスクリューマウントが付けられているので、こちらにレンズアタッチメントをくるくるとねじ込んでいく。工具は不要なので簡単だ。レンズを取り付けるだけなので、写真のクオリティに大きな影響が及ぶことがない。今回は「All-in-One package」に付属する6本のレンズを交換しながら試してみたが、写真の出来映えは非常にクリアで解像感が損なわれない。超広角レンズや3倍ズームレンズを付けると、iPhoneのカメラのスペックを超える領域の写真を手軽に残せる。フィッシュアイレンズを組み合わせれば、ほぼ半天球の画角で写真が撮れて面白い。プライベートでさまざまな風景を撮影するときの表現幅が広がるだけでなく、ビジネスシーンでも記録写真を撮る場面などで、iPhoneとSNAP!PROさえあれば、いろいろな状況に対応できそうだ。

 6本のレンズをまとめて携帯できる専用ケースが付属してくるので、アウトドアや旅行先にも持ち運べる。ひとつ気をつけたいのは、スクリュー式のレンズマウントなので、着脱交換の作業はそれなりに慎重にしないとレンズやiPhoneを落としてしまうこともあり得る。交換作業は椅子とテーブルのあるところでやるか、あるいはアタッチメントを付けっぱなしにしておく方が良さそうだ。

 エルゴノミック・グリップには三脚穴が設けられているので、夜景など暗いシーンでも手ブレを抑えてキレイな写真が撮れる。マニュアルで撮影設定にこだわったり、撮影後の写真をその場で加工するなら無料で使える純正のアプリ「SNAP!PRO」も併用したい。

 使ってみると、全体にデザイン、ハンドリングともに洗練されたプロダクトであることがわかる。iPhoneを縦に構えた状態では、本体の左側にくるもう一つの物理シャッターで素速くシャッターが切れるので、自分撮りの時にも安定したホールド感が得られる。次はインカメラ側にもレンズアタッチメントが使えるようになればさらにおもしろくなりそうだ。

 当然ながらケースとレンズをつけたままでもiPhoneの操作は普通にできるので、撮った写真をSNSなどにアップする操作もスムーズだ。iPhoneの裸のカメラで撮る写真より、ちょっと変わったフォトクリッピングがシェアできるのが嬉しい。

 SNAP!PROを装着してiPhoneで写真を撮る時は本体を横に構えることが多くなると思うが、4.7インチのiPhone 6s/6はホーム画面の横回転に対応していないので、ケースを装着した状態でアイコンを操作するときに若干違和感がある。ホーム画面が横回転できるiPhone 6s Plus/6 Plusに対応するSNAP!PROもぜひ商品化して欲しい。

 日本ではまだ発売されていないが、LGエレクトロニクスが現行のフラグシップスマホとしてグローバル展開している「LG G5」では、本体に交換式のモジュールを着脱して、内蔵カメラの機能を強化する物理シャッターとグリップに大容量バッテリーを追加するという機能を採用している。

 これに比べると、ケースで同じような使い勝手が得られるSNAP!PROの手軽さは有利に感じられる面もある。ぜひiPhone SEなど対応機種は貪欲に広げていってもらいたい。バッテリーユニットを内蔵したグリップなど、拡張オプションもユーザーからの反響次第では色々追加することができそうだ。ベースの完成度はなかなか高いアクセサリー製品だと思う。

協力:コペックジャパン
《山本 敦》
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