Interopで“おっさんホイホイ”発見! モザイク、ネスケ、SunにNeXT | RBB TODAY
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Interopで“おっさんホイホイ”発見! モザイク、ネスケ、SunにNeXT

IT・デジタル エンタープライズ
ブラウザの歴史だが、世代によってはNeXTのインパクトの方が強い
  • ブラウザの歴史だが、世代によってはNeXTのインパクトの方が強い
  • Sun SPARC IPC。Sunを知らない世代も多いだろう
  • なつかしのブラウザで当時のページを表示
  • ネスケ(NetSca;e)のパッケージ。シュリンクもそのまま
  • HTMLはエディタで手書き
  • CSSなどない時代。ウィンドウサイズを変えただけで、画面がくずれるのは当たり前
  • 世界最大のフォクすけ
  • モジラバス。衛星を利用し、ネットがない地域、被災地にインターネットを「持ってくる」。SFCの学生もブースを手伝い
 本稿のタイトルを見て「全部使ったことがある」という人は、オーバー40確定。20年以上前にスタートしたInerop Tokyo。当時学生としてNOC設営に徹夜した世代もいいおっさんだろう。そんな人たちが群がりそうな展示を発見した。

 Interopの会場にとんでもない「おっさんホイホイ」を見つけてしまった。Web BrowsersーA Histrical Archive-という展示コーナーだ。コーナータイトルのとおり、懐かしいWebブラウザと、当時のHTMLで書かれた(CSSなどない)ページが、ほぼ当時のコンピュータ上で稼働していた。

 モザイク(MOSAIC)、ネットスケープ(NetScape)などは名前くらいは聞いたことがある人もいるだろう。HTML 1.0のころのブラウザでまだIEがでていない時代のブラウザだ。これらのデモの他、世界初のブラウザで、世界初、日本初といわれているそれぞれのページが当時のコンピュータ(ワークステーション)上で再現する展示もされていた。

 モザイクやネットスケープは、一般向けブラウザとして普通に普及したソフトウェアなので、これだけなら「おっさんホイホイ」というにはちょっと弱い。この時代の人にとって本当に懐かしいと思われるのは、デモに利用されていた当時のコンピュータだ。1台はSun MicrosystemsのSPARCstation IPC。このころのX Window Systemでは標準的だった3ボタンマウスも健在だ。

 もう1台はNeXT ComputerのNeXT。NeXTは、よく動作するものが残っていたかと思うし、モニターも当時のブラウン管(CRT)ディスプレイで動いていた。この時代、コンピュータのディスプレイはそれが普通、というかそれしかなかった。NeXTは、スティーブ・ジョブズが一度アップルをやめたとき設立した会社。OSにオブジェクト指向を取り入れた画期的なマシンとして注目された(が、あまり売れなかった)。
《中尾真二》
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