相鉄グループは13日、平成28年度の鉄道事業と自動車事業(バスなど)において、安全対策とサービス向上などを目的に総額96億円の設備投資を実施することを発表した。 鉄道事業向けの89億円のうち、安全対策としては52億円を計上しており、横浜駅では昨年度から引き続きホームドアの設置が行われる。相鉄線横浜駅はこれにより、全てのホームにホームドアが設置されることになる。 車両に関しては、9000系車両のリニューアルとして、外装のカラーリングを「ヨコハマネイビーブルー」に変更し、座席のバケット化、車内案内表示の液晶画面化などを実施。このカラーリングの変更は、沿線価値とブランドイメージの向上を目的とした「デザインブランドアッププロジェクト」の一環の取り組みとなる。 また高架橋の耐震補強として、相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)の区間1.8kmを高架化し、9か所の踏切を廃止する。横浜市の都市計画事業と連動しており、平成30年度の完成を予定している。他にも緑園都市駅といずみ中央駅の高架橋柱の耐震補強工事も、28年度の完了が予定されている。