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「とくダネ!」笠井アナ、竹田圭吾氏最後の出演時の様子を激白「カバンにものを詰められなくて…」

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 11日に放送された「とくダネ!」(フジテレビ系)で同番組のコメンテーターを務めてきたジャーナリストの竹田圭吾氏の逝去を報じた際、番組に出演した笠井信輔アナウンサーが、昨年12月22日に竹田氏が最後に番組に出演した際の様子を涙ながらに語った。

 竹田氏は2004年、News Week日本版編集長だった時代に同番組に初出演。それから約12年にわたりコメンテーターとして番組を支えてきたが、放送前日となる10日、膵臓がんのため51歳で亡くなった。

 番組キャスターの小倉智昭は「このニュースだけはお伝えしたくない」と竹田氏が亡くなったことを報じ、初出演時の映像や昨年11月10日の同番組でカメラを見つめ妻に「愛してる」と言ったシーンなどを交え、これまでの氏の活躍を紹介した。

 紹介VTRが終わると小倉は「TVの向こうの奥さんに愛してるよって言った時、僕らは横で笑っていたが辛かった」と切り出し、竹田氏ががんであることを告白した後「"どこのガンですか"と聞いたら"この辺"と胸の辺りを指しただけだった」と当時の竹田氏とのやりとりを明かした。

 「あまりお話になりたくないんだろうなと思った」という小倉はそれ以上病気のことは聞かなかったと言い、「"体だけは気をつけてくださいね"と言うのが精いっぱい。それ以外の励ましの言葉は逆に失礼と思った」と、あえてガンには触れずにその後も接していたことを告白。

 竹田氏は「どうしても番組に出たいんです。それが自分の生きざまです。かえって元気になりますから」と言っていたという。そのため「みんなでともに戦おうって雰囲気になった」と竹田氏との思い出を沈痛な面持ちで語った。

 笠井アナは竹田氏の同番組への最後の出演となった昨年12月22日の放送後、楽屋に帰った竹田氏が自力で荷物をカバンに入れたりコートを着ることができないほど体力が衰えていたことと明かし、それでも「出るのがいきがい。出ると元気になるんだ」と話していたことを告白。涙をこらえながら当時の様子を振り返っていた。

 その間、小倉とともに番組キャスターをつとめる菊川怜は目に涙を浮かべながら憔悴した表情で2人の話にうなづくばかりだった。
《笠緒》
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