【CEATEC 2015】居眠り運転防止や高齢者の見守りに……九州工業大学の非接触センサ | RBB TODAY
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【CEATEC 2015】居眠り運転防止や高齢者の見守りに……九州工業大学の非接触センサ

ブロードバンド テクノロジー
小型の非接触センサで心拍・呼吸・体動を検知する。高齢者などの見守り以外にも、車の運転席に設置して居眠りを検知し警告するシステム等の実用化が予定されている(撮影:防犯システム取材班)
  • 小型の非接触センサで心拍・呼吸・体動を検知する。高齢者などの見守り以外にも、車の運転席に設置して居眠りを検知し警告するシステム等の実用化が予定されている(撮影:防犯システム取材班)
  • 同研究室のブースでは他にも、生体センサ以外にも非接触型ガラス破壊センサや、近接センサによる流水センサ、フィルム型振動センサなど、様々なデモ展示を行っていた(撮影:防犯システム取材班)
 九州工業大学 佐藤研究室は、幕張メッセで10日まで開催されている「CEATEC JAPAN 2015」にて、VHF帯を利用した非接触体動・呼吸・心拍センサの展示を行った。高齢者などの見守りシステムや、居眠り運転防止システムなどへの応用を可能としている。

 電波を利用した小型のセンサにより、最大1mの範囲を対象として体動・呼吸・心拍を検知する。200MHzのVHF帯を利用した非接触センサは、他のドプラー方式によるものと比較して反射等に強く、センサ自体も超低コストで製造できるという特徴を持つ。

 非接触センサを採用した見守りシステムは、カメラを利用する方式と比べて対象者がプライバシーなどの抵抗感を抱きにくいというメリットがあり、生体情報など多くの正確な情報を取得することを可能としている。

 他の高周波域レーダなどを利用した非接触センサと比較すると、測定距離が短いというデメリットはあるが、検知能力やコスト面で優れており、すでに実用、製品化に向けた関連特許の整備も終えている状況だという。

 本技術を採用した製品の発表が年末から来年にかけて複数、控えており、今後注目される見守り技術になりそうだ。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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