監視システムにも応用可能な産業車両用歩行者検知警戒システム | RBB TODAY
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監視システムにも応用可能な産業車両用歩行者検知警戒システム

エンタープライズ セキュリティ
「ブラクステール(BLAXTAIR)」のセットをフォークリフトに設置した際のイメージ(撮影:編集部)
  • 「ブラクステール(BLAXTAIR)」のセットをフォークリフトに設置した際のイメージ(撮影:編集部)
  • ステレオカメラでとらえた映像のモニター画面。人や障害物を検知すると画面が明滅(撮影:編集部)
  • 「ウェルガード(Wellguard)」とカメラ、モニターを組み合わせた設置イメージ。基本はセンサーでの検知となるが、バックモニター的に映像の確認が可能だ(撮影:編集部)
  • ちなみに採用しているモニターは、作動中であることを伝える表示があり、冬場や寒冷地などで起こりやすい画面のフリーズが起きているかを常に確認することができる(撮影:編集部)
 東京ビッグサイトで開催された「第2回労働安全衛生展」に出展していた福井小松フォークリフトは、フォークリフトなどの建設機械に設置して、歩行者や作業車との接触事故を防ぐための産業車両用歩行者検知警戒システム「ブラクステール(BLAXTAIR)」と接触回避支援システム「ウェルガード(Wellguard)」のデモ展示を行った。

 「ブラクステール(BLAXTAIR)」のセット内容は、ステレオカメラ、モニター、コントローラ、警告灯、ハーネスで構成。ステレオカメラにより人や障害物を検知し、建設機械のオペレーターに対して、モニターと警告灯からアラートを発するというシステムとなる。ステレオカメラは、仏・ARCURE社が開発したものを採用し、検出技術は、仏・原子力・代替エネルギー庁が開発した特許技術とのこと。

 検知範囲は、カメラの視野角120度内の0.3~6mの間で利用シーンに合わせて設定可能。人と障害物を見分けて、人を検知した時のみ警告を発するAモードと、すべての障害物を検知して警報するBモードと合わせて利用することになる。

 建設機械に設置すれば、オペレーターの死角を補ってくれる安全支援システムとなるが、建設現場や工場、倉庫などに固定設置しておけば、侵入者を検知して知らせてくる監視システムとしても応用可能で、実際にそうした使い方をしている導入先もあるという。

 基本的に防塵・防雨仕様で、夜間の検知も可能な仕様になっているが、標準的な産業車両用タイプ、タフな環境での使用を想定したヘビーデューティータイプ、ブラクステールと連携可能な赤外線撮影機能を備えた「ブラクステール・ビュー」といったラインナップを揃えている。

 一方、接触回避支援システム「ウェルガード(Wellguard)」は、超音波センサーで障害物や人を検知するシステムで、センサー本体、保護カバー、コントローラー、スピーカー、警告灯、電源ケーブル、センサーケーブル、切替コネクターで構成されている。こちらもフォークリフトなどの安全な操作支援以外にも、セキュリティ用途として使うことが可能だ。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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