【インタビュー】節約を続けるために大切なこと……ファイナンシャルプランナー横山光昭氏 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【インタビュー】節約を続けるために大切なこと……ファイナンシャルプランナー横山光昭氏

エンタメ その他
ファイナンシャルプランナー横山光昭氏
  • ファイナンシャルプランナー横山光昭氏
 プレミアムビールが人気になったり、高額なコンビニスイーツが登場したり、魅力的な新製品・新サービスのニュースが続く。いっぽうで「生活が楽になった」という声は聞かれない。お金の貯め方、節約の仕方を知りたい……。

 そこで生活節約術をファイナンシャルプランナー横山光昭氏に話を聞いた。お金を貯めるためには使い方のメリハリが大事、節約を続けるには生活の「質」を落とさないことが大切だという。


--- 2014年は「プチ贅沢」がブームでしたが、2015年もその傾向は続きそうです。そのいっぽうで「生活が楽になった」という声はあまり聞かれません。不景気だから「プチ贅沢」に止まっているのでしょうか?

横山 --- 消費者が、メリハリを持ったお金の使い方をできるようになったのだと思います。お金を使いたい、使う必要のあるところにお金を出し、優先度が高くないところは支出を控える、そんな上手な使い方ができるようになったのだと思います。生活は楽になった感じはしなくても、楽しくなったという感覚はあると思いますよ。

--- その上手なお金の使い方についてお聞きしたいです。まず、節約し、お金を貯めていくにはどのようなことを意識し、賢く消費をしていくかを教えてください。

横山 --- 前の質問の答えと同様に、メリハリのあるお金の使い方が大事です。節約ばかりしていると、生活がわびしく感じるでしょうし、我慢しなくてはいけない、というストレスがたまります。楽しいことや大切なことにお金を使えるようにメリハリをつけ、妥協できるところは妥協して支出を減らすというメリハリをつけることは、モチベーションが維持できますし、お金を貯める行動を長続きさせられる秘訣でもあるのです。

--- 貯め方は使い方でもあるのですね。使い方にメリハリをつけるとお金は貯まる、と。

横山 --- 例えば、お気に入りの服を購入するために、キャリアのスマートフォンをやめ、格安スマホに変え、必要な機能は維持しながらも、過剰に便利な機能は手放し、支出を減らす、など。生活に無理なく、少しの妥協で上手にやりくりできることがポイントです。

--- つぎに生活における節約方法についてお聞きします。生活費は嗜好品と固定費に分けられると思います。まず嗜好品の例から。

横山 --- 例えば「コーヒーを買う」ということが普通になりましたが、カフェやコンビニコーヒーをいつも飲むと、経済的負担が大きいです。そこで最近登場した、自宅で飲めるコーヒーマシンはどうでしょう。ネスカフェRSC(レギュラーソリュブルコーヒー)の例では1杯あたりの価格が約20円です。毎日のコンビニコーヒーと比べたら、1ヵ月で2400円ほど節約できます。

--- なるほど。生活の質は維持する、というのが節約を続けるためのもうひとつのポイントですね。では、日々の生活の固定費のほうを節約する例はありますか? 電気、ガス、水道など、決まって使わざるを得ないコストのことです。

横山 --- よく使う部屋の電球をLEDに変える、シャワーヘッドを節水タイプに変えるなど、生活の質を変えず効果的に節約する方法はあります。シャワーヘッドは同時にガス代の節約にもなりますから、生活の仕方によっては、1年間で3万円以上もの節約も可能です。

--- いや、シャワーヘッドの節約効果はすごいですね。これから暑くなってシャワーを使う機会も増えるから参考になります。拙宅のリビングの照明はLEDに変えました。生活の質を変えずに節約する方法はあるのですね。
《高木啓》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top