米HDMIフォーラムは9日、HDMIの最新規格である「バージョン2.0a」の完成とリリースを発表した。ハイダイナミックレンジ(HDR)形式の伝送に対応し、画質が改善されたのが特徴とのこと。 HDR形式の伝送に対応したことで、ハリウッド映画のように、明暗が混在する大画面でも、画像の暗部と明部のディテールが同時に引き出せる見込みだ。全米家電協会(CEA)による基準にも対応する。 HDMIフォーラムのロバート・ブランチャード会長は、「HDRに対応したことで、800社を超えるHDMI 2.0のAdopter企業は、HDR機能を搭載した市場をリードする製品を開発できるようになり、かつHDMIエコシステム全体で相互接続性を維持できます」とのコメントを寄せている。