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NEC、構造物の内部劣化を映像から推定する技術……世界初開発

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 日本電気(NEC)は9日、道路橋などの構造物の内部劣化状態をカメラで撮影した表面映像から、計測・推定できる技術を、世界で初めて開発したことを発表した。劣化したインフラの早期発見と、補修作業の優先付けを効率的に行うことが可能となる見込み。

 独自の映像・画像処理技術を活用し、道路橋などのインフラ構造物の表面振動を撮影・計測・分析することで、亀裂・剥離・空洞などの内部劣化状態の推定を可能にした。映像中の物体の微小な動き(振動)を高速かつ高精度に検出できる技術により、表面振動から内部の劣化状態を推定する。同社の「超解像技術」「映像・画像鮮明化技術」「4K超高精細映像高圧縮技術」の開発などで培った映像・画像処理のノウハウを応用しているという。

 これにより、点検にともなう作業や道路の交通規制を減らし、劣化診断コストを従来手法と比べ約1/10以下にすることが可能となる。今後は本技術の実証を進め、2015年度中の実用化を目指す。
《冨岡晶》
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