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「明日ママ」最終回に疑問の声……「『最後まで見て』とはなんだったのか」

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「明日、ママがいない」公式サイト
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 ドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系)が12日に最終回を迎えた。児童福祉施設などからの批判に対して制作側は「最後まで見てほしい」とコメントしていたが、視聴者からは「最後まで見たけれど、よくわからなかった」という声も上がっている。

 同ドラマは、児童養護施設の子どもたちが懸命に生きようともがく様を描いている。しかし初回放送間もなく、いわゆる“赤ちゃんポスト”「こうのとりのゆりかご」を運営する熊本・慈恵病院が、赤ちゃんポストに預けられた“ポスト”(芦田愛菜)といったキャラクターのアダ名や施設内での虐待を想起させるシーンに対し、「偏見や誤解につながる」と申し立てた。この抗議を引き金に、表現の自由をテーマとした一大論争が勃発。騒動を受け、第4話から最終回の第9話までスポンサーがCMを見合わせるという異例の事態となった。

 クレームに対して、日本テレビ総合広報部は「最後までご覧いただきたい」と返答したと報じられている。そして、実際に最終話が放送されてみて、「感動した!」「完璧なドラマだった」と絶賛する声も寄せられているが、「最後まで見た結果、よくわからなかった」と首をひねる視聴者も。

 最終話のストーリーは、主人公のポスト(芦田愛菜)を「お前は俺の娘だ」と施設長・佐々木友則(三上博史)が引き取るという展開だったのだが、「『ドラマの描写と現実の施設がかけ離れている』というクレームがあったのに『施設長が父親になる』オチで失笑」と指摘されている。「最後まで見たけれど、よくわからなかった」「『最後まで見て』とはなんだったのか」といった意見もある。

 また、「『最後まで見てほしい』っていうのは多分ラストの台詞のことを指してたんだろうけど、現実に存在する施設や子供たちを不快にさせてまで伝えるほどのメッセージだったの?」と新たな問題提起もされている。

 どうやら放送が終了しても、「明日ママ」論争はもうしばらく続きそうだ。

 なお、最終話の平均視聴率は12.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、全9話の平均も12.8%だったと報じられている。
《原田》
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