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IIJ、音声通話機能付SIMカード「みおふぉん」発表……通信品質の高さをアピール

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 IIJ(インターネットイニシアティブ)は7日、個人向けのデータ通信サービス「IIJmio 高速モバイル/Dサービス」の新プランとして、音声通話機能付SIMカード"みおふぉん”を発表。13日11時からIIJmio Webサイトで提供を開始する。また4月1日から既存のサービス仕様を拡充して、一部料金プランにて高速通信に割り当てられる「クーポン」を増量する計画なども明らかにした。

■IIJmioのサービスに「音声通話機能付SIMカード」を追加

 IIJはSIMロックフリーのスマートフォンやタブレットなど対応端末向けに、NTTドコモのLTEコアネットワークに対応する低価格のデータ通信用SIMカードを提供するMVNOサービス「IIJmio」を展開している。今回は既存のサービスに加えて音声通話機能付プランを新しく追加する。

 音声通話機能付サービスの愛称は"みおふぉん”。料金体系については既存の3コースに「+1,000円」で音声通話もできるようになるイメージ。SMS機能は含まれているため、例えば月額900円(税抜)の「ミニマムスタートプラン」に音声通話機能を付けると月額「1,900円(税抜)」で利用できるようになる。無料通話は含まれず、「20円/30秒」ごとの通話料金が発生する。3枚のSIMカードが提供される「ファミリーシェア」のプラン内でも"家族内通話無料プラン”のようなサービスは設けられていない。

 既にIIJmioのSIMカードを利用しているユーザーが音声機能付サービスに乗り換える場合はカードの変更申込みが必要となり、5月中旬以降に受け付けが始まる予定。なおキャリアの電話番号からのMNP転入についても4月中旬から受付を開始する。新規申込みIIJmioの契約1件につき1回線が条件になり、契約後のMNP転入については今後も提供の予定はない。なお音声通話1,000円の部分は利用開始後12ヵ月の間に解約すると、SIMカード1枚あたり12ヵ月間から利用月数を引いた「残余月×1,000円」ぶんの解除調停金が発生する。

 今回提供される音声機能付SIMカードの機能には、国際電話、国際ローミングのほか、着信転送、迷惑電話の着信拒否、他の電話機で留守電と転送機能が利用できる遠隔操作が含まれる。緊急地震速報のエリアメール受信には従来通り提供する。キャッチホンや留守番電話については未対応。キャリア独自のメールやコンテンツサービス、フィルタリングサービスをMNP後にも継続して利用することは不可となる。

 "みおふぉん”のパッケージはイオン、ビックカメラグループの店頭で3月7日から先行発売される。申込受付は13日から。携帯電話不正利用防止法の定めにより、音声機能付のSIMカードを販売する際にはユーザーの本人確認が必要となる都合上、申込み時に運転免許証やパスポートなど本人確認書類の送付が必要になる。そのため店頭で購入するパッケージにもSIMカードは封入されておらず、同梱の申し込み用エントリーコードを3月13日以降、IIJmioのWebサイトから入力して申し込むかたちとなる。手続き完了後、SIMカードは1週間から10日前後でユーザーの手元に届く。20歳未満は契約不可、契約数上限は1人5回線まで等の条件も設けられている。

■ブースト機能が使える「バンドルクーポン」も増量

 もう一点はIIJmio独自の「バンドルクーポン」の増量が4月1日から図られる。IIJmioのデータ通信プランでは、通常の通信速度である200kbpsに対して、下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsの速度にブーストできる「バンドルクーポン」を各3つの料金プランごとに提供している。これを「ミニマムスタート」のプランでは500MBから1GBへ月間での使用可能分を増量。「ファミリーシェア」は2GBから3GBに引き上げる。月額利用料金は変更無しで据え置かれる。

 「ライトスタート」は2GB/月のまま、バンドルクーポンについては変更が加えられないが、クーポン非使用の低速通信時に適用される3日間120MBの容量規制が、改められて3日間/366MBに緩和される。
《山本 敦》
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