「NEC神奈川データセンター」開設……NECのDCで最大規模のマシンルーム | RBB TODAY
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「NEC神奈川データセンター」開設……NECのDCで最大規模のマシンルーム

エンタープライズ ハードウェア
クラウドとハウジングを一体運用
  • クラウドとハウジングを一体運用
  • 「NEC神奈川データセンター」の主な仕様
  • オフィスイメージ
 日本電気(NEC)は1月23日、クラウド基盤サービスとハウジングサービスのハイブリッド利用が可能な「NEC神奈川データセンター」開設を発表した。マシンルームは1万平方メートルまで拡張可能で、NECが有するDCで最大規模となる。

 27日に神奈川県内(新宿駅から約1時間のアクセス)に開設し、同日からハウジングサービス、4月からクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」の提供を開始する。DC間ネットワークを用いた他のデータセンターとの連携や、NECが顧客に代わりシステム全体を統合運用するサービスも提供する。

 「NEC神奈川データセンター(DC)」は、NECが独自開発した専用の省電力・高集積サーバやサーバ冷却装置、顔認証システムなどを採用した最新鋭のDC。クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」とハウジングサービスの両方を提供。両サービスを組み合わせて利用することもできる。また、SDN(Software-Defined Networking)を活用しネットワークを仮想化することで、顧客構築システムからの移行の容易化や、約5分間と短時間でのICT資源の調達などを実現している。

 省電力・高集積サーバを採用。1ラックあたり700サーバを収容可能で、従来サーバを活用する場合と比較して、消費電力と設置スペースを1/4に削減した。また、二重構造の天井から冷気を吹き降ろし温まった空気を再び天井内で冷やすことで、消費電力を約20%削減。さらに、「相変化冷却方式」を基にNECの中央研究所が開発した冷却装置を採用し、従来の水冷方式と比較して消費電力を約30%削減したという。

 マシンルームへの入室には、ICカード認証、サークルゲート、世界一の精度を持つNECの顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」を採用し、なりすましや共連れを防止した。
《冨岡晶》
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