トレジャーデータ、新サービスを追加…データ可視化とクエリー高速化 | RBB TODAY
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トレジャーデータ、新サービスを追加…データ可視化とクエリー高速化

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 クラウド型のビッグデータサービスを提供しているトレジャーデータ(米国カリフォルニア州)、および日本法人トレジャーデータ(東京都新宿区)は9日、同社が提供する「トレジャーデータサービス(Treasure Data Service)」のサービス内容を追加するとともに、価格体系を刷新すると発表した。

 今回新たに追加されたサービスは、「トレジャービューワー(Treasure Viewer)」および「トレジャークエリーアクセラレーター(Treasure Query Accelerator)」の2種類。

 「トレジャービューワー」は、ブラウザ内で容易にデータを可視化することができるサービスだ。ユーザー企業は「トレジャービューワー」を利用することで、既存のBIツールを使用しなくても、「トレジャーデータサービス」で収集したデータを、すぐにビジネスに活用することができる。

 また、「トレジャークエリーアクセラレーター」は、アドホックなクエリーの実行速度が従来の10.50倍に高速化されるオプションサービスで、データ集計・分析をさらに素早く行なうことができる。また、トレジャーデータ社が独自に開発したデータベースである「プラズマ(Plazma)」は、無償かつ自動的に最大4倍の処理能力を提供し、ユーザー企業の高い要求に応えるように拡張された。

 これらの新機能の提供とサービス内容の拡充に応じて、価格体系を一新した。従来の、月額3000ドル(約31万円)の「スタンダード」と、ユーザー企業毎に価格を設定する「カスタム」の2種類に、月額7500ドル(約77万円)の「プレミアム」が追加された。「プレミアム」価格でのサービス内容には、今回追加されたサービスの「トレジャークエリーアクセラレーター」が含まれているほか、CPUは16コアと高性能で、データの保存量は年間あたり500億件となる。

 トレジャーデータ社の顧客数は、事業開始以来、四半期毎に50%増の割合で増加、同社が保有する顧客のデータ数は四半期毎にほぼ90%増の割合で増加しており、現在では合計2兆5000億件のデータ数を管理している。デジタルマーケティング・広告業界、また、オンラインゲームおよびスマートフォンやタブレット向けのゲーム業界で、多くの企業が利用している。これら2つの業界では、膨大な量のリアルタイムデータを扱っていること、そして、一つのシステムで、様々な構造のデータを一括管理し、分析する必要がある点が共通課題となっている。
《高木啓》
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