下り最大2Gbpsをうたう「NURO 光」!導入ユーザー宅の環境をレポート | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

下り最大2Gbpsをうたう「NURO 光」!導入ユーザー宅の環境をレポート

ブロードバンド 回線・サービス
11n対応の液晶テレビ「SONY BRAVIA KDL-55W802A」をNURO 光に接続
  • 11n対応の液晶テレビ「SONY BRAVIA KDL-55W802A」をNURO 光に接続
  • テレビではHD画質での表示となるが、映像に遅延などはなく、滑らかに再生された
  • テレビだけでなく、タブレットでも同時に再生したが、回線にはまだ余裕がありそう
  • 最終的に7台の端末で同時再生してみたが、速度の低下などは体感できなかった
  • NURO 光専用のホームゲートウェイ。通常の無線LANルーターより一回り大きめな印象
  • 背面には有線LAN用のポートが計3か所用意されていた
  • 宅内配線経由で光ファイバーを引き込む様子は、通常の光ファイバーと変わらない
 So-netが提供している「NURO 光」は下り最大2Gbpsの高速光ファイバー回線が利用できるサービスだ。回線にはNTTのダークファイバを利用しているが、伝送技術にはGPONを採用。サービスエリアは現時点では関東一都六県に対応し、2年契約の場合は月額4980円で利用できる。

 今年4月15日に開始されたばかりのサービスだが、今回編集部ではユーザー宅にお邪魔し、設置されている機器や使い勝手を取材した。

■ONUや配線がスッキリまとまる

 取材に協力してくれた山田さん(仮名)のお宅は、埼玉県にある2階建ての戸建て住宅だ。NURO 光は基本的には2階まで引き込むことが可能。配線や工事は一般の光ファイバーサービスと変わらない。電線に沿って配線したファイバーを、クーラーダクトや宅内配線を経由して自宅内に引き込むことになる。

「NURO 光では専用のONU(ホームゲートウェイ)を利用するのですが、ルーターなどを別途必要としないのがいいですね」

 山田さん(仮名)によると、ONUに理論値で最大450Mbpsの11nに対応した無線LAN機能が搭載されているのも魅力だとか。高速な無線LANが利用できるので、今のところ有線LANを使うシーンはないという。

「以前はADSLを使っていたのですが、家中に有線LANのケーブルを張り巡らせていました。それに加えて無線LANを使うにはモデム以外にルーターも置かないといけないのが、邪魔で仕方がなかったんです」「家のなかにLANケーブルを這わせることには、妻は絶対反対でした」

 しかし、NURO 光に変えることで、LANケーブルも無線ルーターも部屋から姿を消したという。料金も以前に利用していたADSLサービスより、むしろ安くなったとのことだ。

■NURO 光は従来の光ファイバーより速いの?

 さて、気になるNURO 光の通信速度だが、山田さんによると以前のADSL環境と比べると、その速さを体感しているという。山田さんのお宅は4人家族なのだが、ADSL時代には家族が同時にノートPCやタブレットなど複数台のデバイスをネットにつなぐと、サイトの表示にすら手間取るほどに通信速度が極端に落ちていた。そのため、子供たちは1台のタブレットを奪い合うようにして、ネット動画を観ていたようだ。

 しかし、NURO 光に変えてからは、複数のデバイスをネットに繋げても遅延などは起きなくなったという。ためしにテレビやタブレット、スマホ、ゲーム機など全7台の端末を無線LAN経由でネットに接続。同時にYouTubeのフルHD動画を再生してみたが、バッファが間に合わずに映像が途切れることはなかった。

 ただ、テレビやスマホでは動画の画質が最適化されるため、フルHD解像度そのままの映像は再生されない場合もある。そこで、11n対応のPCを無線接続させて、YouTubeにある2分55秒の4K動画を再生してみることに。結果、バッファの取得は2分37秒で終了した。一方、同じテストを100Mbpsの環境で行なった場合、バッファにかかった時間は平均3分22秒。動画の尺以上に時間が必要だったため、再生が途中で止まってしまった。
なお、この時はCPUはモバイル向けのCore i5だったため、スペック不足から4K動画はコマ送りのようにカクカクと表示されている。

 もちろん、ルーターから先は有線接続した場合でも、1Gbps以上での通信はできない。ただ、今回のように複数の端末を接続する場合には、大容量な回線を生かしてストレスなくネットを利用できるだろう。理論値で最大3.6Gbpsでの通信が可能な11acや、4Kなどの大容量な動画も登場し始めているので、NURO 光の回線速度が力を発揮するシーンは今後さらに増えていきそうだ。
《丸田》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top