【ケーブル技術ショー 2013 Vol.3】Android搭載「Smart TV Box」に追加される「4つの新機能」をKDDIが展示 | RBB TODAY
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【ケーブル技術ショー 2013 Vol.3】Android搭載「Smart TV Box」に追加される「4つの新機能」をKDDIが展示

ブロードバンド 回線・サービス
Android OS搭載の「Smart TV Box」(写真右側)
  • Android OS搭載の「Smart TV Box」(写真右側)
  • 「Smart TV Box」のホーム画面
  • 追加を予定する新機能のデモ用にアプリを用意。それぞれにアプリとして提供されるかは決まっていないという
  • 「Picture in Web」の画面。左上がCATVの放送番組。関連する「地図情報」や「VOD/Web動画」のリストが周囲に表示される
  • クラウドゲームのデモ用アプリ
  • クラウドゲームの試遊も体験できた
  • タブレットによる「Smart TV Box」の音声操作のデモ
  • 機能を起動している際には、写真左上にある緑色のマイクアイコンが表れ、コマンドを受け付けると写真下側のように、受け付けたコマンドの内容が表示される
 KDDIは「ケーブルコンベンション2013」の展示ブースにて、ジャパンケーブルネット(JCN)とともにサービスを提供するAndroid OS搭載のセットトップボックス「Smart TV Box」の新機能を紹介した。

 昨年末のサービスイン以来、「Smart TV Box」は全国のケーブルテレビ局で採用が拡大しており、13年7月30日の時点では22局が提供中、17局が提供を予定しているという。

 Android OSの拡張性を活かして、CATVネットワーク経由で楽しめる新しいコンテンツを柔軟に追加できることも「Smart TV Box」の特徴だ。KDDIのブースでは新しく追加が予定されている「4つの新機能」を、参考展示としてデモを交えながら紹介していた。

■番組の関連コンテンツが同時に楽しめる「Picture in Web」

 CATV局が放送する番組と、関連する「地図」や「Twitter」「VOD動画」などの動的コンテンツを同一の画面に表示しながら楽しめる機能。ライブ放送番組、録画番組のいずれに対応するのかなど、具体的な運用方法については「現在のところ未定」(展示スタッフ)であるという。

 「VOD動画」については、例えば連続ドラマなど、現在視聴番組の前後に続く番組が表示され、次々と続きの回が楽しめるようになるイメージ。本サービスについてはCATV事業者との連携も重要になってくるが、展示スタッフによればKDDIで独自に動画サーバーを用意するなどの施策も含めて、実用化を検討中している段階だという。

■テレビで遊べる「クラウドゲーム」

 インターネットに接続した「Smart TV Box」で楽しめる「クラウドゲーム」もサービス追加が予定されている。今回のデモではロジクールのワイヤレスゲームパッドが使われていたが、コントローラーがスマホやタブレットになるかなど詳細についてはまだ決まっていない段階だ。

 コントローラー側からはキーイベントをクラウドに送信して、ゲームプログラムの処理はクラウドサーバー側で行う。デモを体験した限りでは操作レスポンスの遅延などは全くなく、アクションゲームも快適に楽しむことができた。

■タブレットからの「音声コマンド入力」

 ユーザーの声をタブレットのマイクで拾い、「Smart TV Box」の操作を音声コマンドによって行う音声認識技術も参考出展のかたちで紹介された。

 デモでは視聴チャンネルの選局や「Smart TV Box」本体の電源ON/OFF、YouTube視聴などが音声で操作できることを確認できた。現在、音声コマンド入力のモジュール開発が進められている段階で、「完成したモジュールをどのデバイスに、どんなかたちで組み込んでいくのかは未定」(展示スタッフ)という。

■インターネットVOD「milplus(みるプラス)」

 このほかにもKDDIが29日に報道発表を行い、今秋から「Smart TV Box」の新機能として提供開始が決定している「milplus(みるプラス)」も実機による動画再生が体験できた。「milplus」はジュピターテレコムとジュピターエンタテインメントが開発したインターネット経由の「IP-VOD」サービス。独自のクロスバースタイルのUIによる優れた操作性と完成度の高さをアピールしていた。
《山本 敦》
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