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ヨーグルトの整腸作用はワンスプーンでOK!? 森永乳業が毎日取り入れられるレシピを提案

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松生クリニック院長の松生恒夫氏による講演
  • 松生クリニック院長の松生恒夫氏による講演
  • 森永乳業研究員による研究発表
  • 浅野まみこ氏による講演とレシピ提案
  • ヨーグルトのワンスプーンメニュー。和の素材とマッチ
 森永乳業は11日、都内で開かれた報告会にて、ビフィズス菌BB536を含むヨーグルトに、少量(1日30g)でも整腸作用があるとの調査結果を発表した。

 現代人は、日頃から過度のストレスや運動不足、不規則な生活による体内リズムの乱れなどの問題を抱えており、便秘に悩む人の数は500万人にのぼるとも言われている。大腸がんは、胃がんを逆転し、がんによる死因のトップに。医学博士の松生恒夫氏によれば、現代人は腸内環境が非常に悪化しており、便秘や下痢、腹部膨満感(腹部の張った状態)に悩む人が多い。この症状をほうっておくと、大腸内には老廃物がたまり、腸内細菌のバランスがくずれて免疫力が低下していく。大腸がんの原因ははっきりとは解明されていないが、腸内にたまった老廃物に起因するという説が有力だ。

 森永乳業が、腸内環境の改善のために着目したのは、ビフィズス菌BB536の整腸作用。ビフィズス菌は乳酸菌と混同されることが多いが、生きたまま腸に達することで、乳酸と共に酢酸を腸内に生成する。この酢酸が、殺菌作用が強く腸内の悪玉菌を退治してくれるという。

 森永乳業は、下痢と便秘に悩む59名の被験者に、まったくヨーグルトを摂取しない観察期間をおいたのち、30gもしくは100gのビフィズス菌BB536を含むヨーグルトを4週間摂取してもらう試験を行った。すると、30g摂取した場合、100g摂取した場合のいずれにおいても、便秘に悩む被験者の排便回数が増え、また、下痢の傾向にある被験者の便性スコア(便のやわらかさや形状の基準)が改善することが確認された。朝昼夕の食事のうち、一日一回だけでもスプーン1杯のヨーグルトを食事に取り入れることができれば、整腸作用が期待できるというわけだ。

 報告会では、無理なく毎日の食事にヨーグルトを取り入れるためのレシピも紹介された。監修したのは、数々のレシピ開発や栄養指導を手掛ける浅野まみこ氏(株式会社エビータ代表取締役、管理栄養士)。浅野氏によれば、ヨーグルトは意外にも和食や発酵食品との相性が良いという。たとえば、ヨーグルトをソースとして活用する方法。肉料理にさっぱり感を与えるだけでなく、魚料理にはコクをプラスすることができる。また、納豆・キムチ等にもマッチし、発酵食品の強いにおいが苦手という人にとっては、ヨーグルトをワンスプーン加えて食べることで、気になるにおいを軽減することができる。会場では、下記のような浅野氏考案のレシピがいくつか提案された。

【ワンスプーンのヨーグルト・レシピ】豚肉の味噌漬け わさびヨーグルトソースがけ
<材料>2人分
豚肩ロース160g、漬けだれ(味噌大さじ2、みりん小さじ1、酒小さじ1)
EXVオリーブオイル小さじ1、ヨーグルトソース(ヨーグルト大さじ2、練わさび5g)
菜の花、いちご 少々
1.漬けだれを合せておく。豚肩ロースを2cmの厚さに切り、漬けだれに合わせ、半日~1日ほど冷蔵庫で寝かせる。
2.ヨーグルトソースは、あわせておき、菜の花はさっとゆでておく。いちごは1/4等分に切る。
3.フライパンに、オリーブオイルをしき、中火で熱し、1の肉の味噌を取り除いたものを焼いていく。焼き色がついたら、返し、少量の水を加え、蓋をして蒸し焼きにする。
4.皿に3の肉を並べ、菜の花をのせ、ヨーグルトソースをかけ、いちごを飾る。

 ヨーグルトは、わさびなど和の素材と合せれば大人向けの料理に活用でき、さばなど臭みの気になる食材にもマッチする。また、じゃがいもやさつまいもなどホクホクした食感のものとも相性が良いので、子供向けにはふかしたさつまいもにヨーグルトをワンスプーン添えるだけでお手軽デザートにも。

 森永乳業では今後、今回の調査結果をもとに、ビフィズス菌BB536を含む商品の開発やさまざまな生活シーンにおけるヨーグルトの活用提案に注力していく予定という。新たな機能性ヨーグルトの誕生に、ぜひ期待したい。
《木本一花》
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