「乙武くんは頭が悪い人を差別している」……『もしドラ』著者、問題発言で批判殺到し謝罪 | RBB TODAY
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「乙武くんは頭が悪い人を差別している」……『もしドラ』著者、問題発言で批判殺到し謝罪

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 ベストセラーとなった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の著者として知られる作家の岩崎夏海氏が、作家の乙武洋匡氏について「乙武くんは差別主義者です」などとTwitter上でコメントし、炎上した後に謝罪するという騒ぎが起きた。

 事の発端は、“はるかぜちゃん”こと子役タレントの春名風花が25日に、明光義塾のキャラクターである「だるま先生」について「どこから見ても乙武先生だぬ」と自身のTwitter上で発したツイート。春名のこの発言は、もともと友人である乙武氏本人から「自分に似ている」とだるま先生を紹介されたことを受けて発せられたものだったが、Twitterユーザーからは「不謹慎だから控えるべき」「不快な発言だ」と指摘する声が相次いで寄せられた。その後、この騒ぎを収めようと乙武氏がTwitter上で事情を説明。さらに、「今回の騒ぎは、『障害者』を『障がい者』を表記する流れと良く似ている。『害』という字は、障害者が不快に思うのではないか――障害者がすべて同じ心境であると『一括りにした』『先回りの』配慮。それは僕からすると『臭いものにはフタ』と受け取れなくもない。正直、そうした思考を不快に思う」と主張するとともに、春名の今回の発言に対して寄せられた「(乙武氏以外の)障害者が不快に思うのではないか」という“先回りした配慮”について、「先回りの配慮をありがたく思う障害者もいれば、そうした配慮を不快に思う僕のような障害者もいる。少しでも相手を傷つける可能性のある言葉を見つけて、鬼の首を取ったように『不謹慎だ』と正義の味方を気取る人々の姿は、とても滑稽だ」と持論を展開した。

 こう主張する乙武さんに噛み付いたのが岩崎氏。同氏は自身のTwitter上で「乙武くんの障害者という立場を利用してナイーブな人を釣って楽しんでいるところが反感を買うのだと思います」「乙武くんは、こうやって差別にナイーブな人を差別して結果的に不謹慎な人になってます」などと批判。さらに、「乙武くんは差別主義者です。頭がいいからって頭が悪い人を差別している。だから批判をされるのです」と断じるとともに、「乙武くんを批判できるのは世界でただ一人、ぼくだけのようですね!」などと挑発的なツイートを発した。

 岩崎氏による一連のツイートに、乙武さんは「『もしドラ』の作者さんって、こういう感じの人なんだ…」と、戸惑う心境をポツリ。岩崎氏のツイートをリツイートして拡散したことによって、乙武氏のフォロワーから岩崎氏への批判が集中した。岩崎氏は乙武氏をブロックすることで批判ツイートを防ごうとしたが、フォロワーから「批判しておきながらブロックでは、批判ではなくただ悪口を言って逃げているだけでは」「あなたの意見は非常に論理的な正論だと思うし、彼と堂々と対話してもらいたい」などと諭されてブロックを解除。さらに、挑発的なコメントをしたことをたしなめられ、乙武氏へ謝罪するよう勧められると、乙武氏へ向けて「こんばんは。岩崎夏海と申します。『乙武くんを批判できるのはぼく一人!』という発言は明らかに挑発であり、上から目線であり、礼を失した行為でした。謝罪いたします。申し訳ありませんでした」とのツイートで謝罪。乙武氏も「いえいえ、おたがい相容れない部分はあると思いますが、今後ともよろしくお願いします」と応じ、和解するに至った。

 ただ、岩崎氏は乙武氏への挑発的な発言については謝罪したものの、乙武しを批判したことに関してはその後も「ぼくの意見を変えるつもりはないですし、こういう意見も必要だと思って表明しました」としている。
《花》
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