ピアノ演奏がたっぷり聴ける映画……『さよならドビュッシー』ほか | RBB TODAY
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ピアノ演奏がたっぷり聴ける映画……『さよならドビュッシー』ほか

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『さよならドビュッシー』
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 第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した中山七里の小説『さよならドビュッシー』を、約10年振りにメガホンを取った利重剛監督が映画化、26日より全国公開する。

 ピアニストの夢を追うヒロイン香月遥を演じるのは橋本愛。孤独な遥を献身的に支えるピアノ教師の岬洋介には、テレビドラマ「のだめカンタービレ」で玉木宏の吹替え演奏を担当した、現役ピアニスト清塚信也が起用されている。

 本作は音楽にこだわりを持つ利重監督らしく、ドビュッシーの名曲から映画のメインテーマとも言える「月の光」、さらに「アラベスク 第一番」を聴かせてくれる音楽ミステリーに仕上がっている。また、清塚演じる岬が「リスト超絶技巧練習曲第四番マゼッパ」を弾くシーンは、約6分間の曲をワンカットで撮影した。

 「のだめカンタービレ」以降クラシック音楽ブームともいえる昨今、本作と同じようにクラシック音楽ファンが喜ぶようなピアノ演奏を聴かせてくれる作品は過去にもある。『神童』(2007年)では、松山ケンイチ演じるワオが弾くベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」。この吹替え演奏も、本作に出演している清塚が担当した。

 また、ショパンの名曲が多く聴けるのは『戦場のピアニスト』(2003年)。中でもノクターン第20番が象徴的だ。『シャイン』(1997年)では、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番が圧巻。それ以外にも『ピアノ・レッスン』(1994年)や『海の上のピアニスト』(1999年)は、オリジナル曲でありながらもピアノ演奏シーンが印象的な作品だ。
《高木啓》
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