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【レビュー】使い勝手向上の新技術搭載……「GALAXY S III SC-06D」

IT・デジタル スマートフォン
GALAXY S III SC-06D
  • GALAXY S III SC-06D
  • GALAXY S III SC-06D
  • 全体的に角がとれて丸みが
  • サイズは高さ約137mm×幅約 71mm×厚さ約9mm(最厚部 約 1.4mm)
  • GALAXY S II SC-02Cとの比較
  • Wi-Fiなどの切り替えやすさは従来のまま
  • Smart Stayの設定。
  • 目の動きを認識してディスプレイが消灯し、画面を見ている間はディスプレイが点灯する。
 NTTドコモの夏モデル端末として登場したサムスン製「GALAXY S III SC-06D」。液晶は4.8インチと若干大きくなり、CPUは1.5GHzのデュアルコアになった。バッテリー容量は2100mAhで、ドコモの夏モデルのなかでは最大である。OSは他の夏モデルと同様にAndroid 4.0となり、LTEサービス“Xi”に対応しているのもうれしい。この他、おサイフ機能搭載、ワンセグなど日本市場でウケる機能を盛り込んでいる。

 サムスンの責任者は、前モデル「GALAXY S II」リリース時に行った編集部のインタビューにて、「文字通りスマートなものをあまり触ると、後のアップデートが難しくなる」とおサイフケータイなど日本独自の機能を盛り込んでいくとに難色を示していた。販売タイミングに影響するからだ。それでも今回のモデルで盛り込んできたのは、裏返せば自信の表れかもしれない。筆者は必ずしもこれらの機能は必須ではなく、同機能がなくとも端末は売れたと思うが、付属の機能としてはうれしい人も多いのかもしれない。

 これまで筆者は、ひと通り“GALAXYシリーズ”を使っているが、同社の端末には一貫しているところがある。動きの滑らかさや操作のし易さである。Wi-Fiから3G切り替え、明るさ調整、バックライト点灯時間調整のためのボタンの配置など、操作しやすいところに配置されており、無駄な装飾がないのがいい。

 今回の「GALAXY S III SC-06D」では、さらに新しい技術によってユーザーの利便性をアップしている。そのひとつがSmart Stayだ。スマホを使っている時、画面を見つめている途中でバックライトが暗くなったり消灯するなどという現象にイライラすることはないだろうか。筆者はもっとも長い時間を設定するようにしているのだが、Smart Stayでは目の動きを認識してディスプレイが消灯し、画面を見ている間はディスプレイが点灯。目線をはずすと消灯する。大容量バッテリーを積んでいる同端末だが、省電力に大きく貢献する機能だろう。また、電話帳などを表示中に端末を耳に当てるとその宛先に自動発信してくれるDirect Callも、手間を省くという点では有難い機能だ。決して派手な機能ではないが、これらの積み重ねが満足度向上につながるだろう。

 さらに、普通のユーザーはあまり使わない機能かもしれないが、編集者としては端末の画面キャプチャを行う機会が多い。「GALAXY S III SC-06D」では「設定」→「モーション」→「手のひらでキャプチャ」にチェックを入れておき、ディスプレイ上で手(手の横)を左から右(またはその逆)にスワイプすることで簡単にキャプチャができてしまう。このほか、Pop up playでは動画を見ながら、Webや別のアプリケーションをチェックするなどができ、動画を通常より小さな画面で別ウィンドウ表示しながら再生することが可能になっている。

 体感的な違いを感じることができる部分としては、Wi-Fi速度の向上があげられるかもしれない。「GALAXY S III SC-06D」はIEEE802.11a/b/g/nに対応しているが、「Wi-Fi High Throughput 40」によりGALAXY S IIの約2倍の帯域を使用するため通信速度がアップしているという。編集部ではAndroid版の「RBB TODAY SPEED TEST」にて、実際に職場のWi-Fi速度を計測してみた。その結果が以下である。

■GALAXY S II
1回目:下り27.50Mbps、上り18.03Mbps
2回目:下り25.35Mbps、上り16.45Mbps
3回目:下り19.58Mbps、上り11.34Mbps

■GALAXY SIII
1回目:下り69.42Mbps、上り46.57Mbps
2回目:下り37.63Mbps、上り46.16Mbps
3回目:下り47.32Mbps、上り18.73Mbps

 通信速度は端末の違いによって影響がでるばかりでなく、まわりの電波干渉によって大きく変わる。したがってこの結果をそのままよしとすることはできないが、下り速度の快適さは体感できる数値だった。
《RBB TODAY》
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