入間ケーブルグループ4局、一元管理可能な共有システムを構築し地域密着のデータ放送を開始 | RBB TODAY
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入間ケーブルグループ4局、一元管理可能な共有システムを構築し地域密着のデータ放送を開始

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システム構成
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  • 各局毎に異なるデータ放送を配信
 入間ケーブルテレビは、同社を含む4つの関連局で共有利用するデータ放送システムを導入し、1月20日よりコミュニティーチャンネルによる地域密着型のデータ放送を開始した。システム開発、画面設計・制作、ならびに運用教育などについてはメディアキャストが担当する。

 今回、データ放送を開始したのは入間ケーブルを中心とする関連グループ局で、入間ケーブル、瑞穂ケーブルテレビ、東松山ケーブルテレビ、ならびに、ゆずの里ケーブルテレビ株式会社の4局。

 入間ケーブルグループは、データ放送に関連するシステムを共有することで、導入・運用コストを抑えるとともに、行政、気象、交通、災害などのコンテンツを共有しながら、地域独自のコンテンツを各局が容易に追加できる仕組みを実現している。

 従来、地上波系列局や大手MSO(マルチシステムオペレータ)、ASPサービス事業社などでは、センター配信型データ放送システムが導入されており、センター側でほぼ完成に近いコンテンツ(TSファイル)までを生成して各局に配信するため、配信ネット間の負荷や機器の互換性、コスト的な問題など、多くの課題があった。また、子局側におけるコンテンツ構築の自由度がなく、地域特性を活かしたコンテンツ配信は困難という事情もあった。

 これに対して、入間ケーブルテレビのシステムは、これら従来の問題点を解決する柔軟性の高いシステムが実現しており、メディアキャストでは、今回開発したシステムを、小規模な地域ケーブル連携やケーブルグループ会社などに対して、設備の共有化ソリューションとして積極的に横展開していく計画。

 今回、入間ケーブルが導入した新しいシステムは、データ放送の制作・送出・運用機能を統合したメディアキャストの「DataCaster M3」を中核として、4局が共同利用するための機能を追加開発したもの。コンテンツ管理機能(情報収集、放送フォーマット変換、システム制御と監視など)を親局である入間ケーブルに集約し、子局となる3局(瑞穂ケーブル、東松山ケーブル、ゆずの里ケーブル)には最低限の送出設備だけを設置することで、グループ全体のコンテンツ共有や効率的な集中管理などを低コストで実現した。

 またコンテンツ面では、入間ケーブルグループ4局は、共通情報コンテンツ(天気、鉄道、道路、防犯/防災、行政など)や、BML(Broadcast Markup Language)画面テンプレートを共有。各局は、BML画面テンプレートに、Webブラウザ経由で地域独自の情報を流し込むだけで、地域密着のオリジナルコンテンツを配信できる。また、各局用に独自設計及びデザインされた画面テンプレートも付加されており、各地域性を活かした構成も可能。各局における地域性を活かしたコンテンツは以下のとおり。

・入間ケーブルテレビ……「ニュースいるま」「雇用情報」「子育て情報」「狭山茶」「赤ちゃんの駅」「 パパママ応援ショップ」など
・瑞穂ケーブルテレビ……「ニュースみずほ」「各種イベント」「メールけいしちょう」「 消防本部からのお知らせ 」など
・東松山ケーブルテレビ……「こども動物自然公園」「小児救急医療」「子育て」「学校給食」など
・ゆずの里ケーブルテレビ……「流鏑馬便り」「地域福祉」「毛呂山地域情報」など
《RBB TODAY》
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