ソニーは11日、同社のデジタルビデオカメラシリーズ「ハンディカム」の新製品として6機種を発表した。価格はオープン。 画素を解析しセンサーの有効画素数の4倍の画素数で静止画撮影できる「全画素超解像技術」を全機種に搭載。「アドバンストサウンドプロセッサー」を「HDR-PJ210」を除く全機種に搭載し、より鮮明な音声の記録を可能としている。 ソニーストアでも取り扱い、「HDR-PJ590V」「HDR-CX590V」「HDR-CX270V」は1月12日から、「HDR-PJ210」は1月21日から、「HDR-PJ760V」「HDR-CX720V」は2月18から、銀座・ソニーショールーム、ソニーストア大阪、ソニーストア名古屋にて先行展示を実施する予定。■「空間光学手ブレ補正」搭載の2機種 「HDR-PJ760V」「HDR-CX720V」には新開発の手ブレ補正機能「空間光学手ブレ補正」を搭載。販売開始は3月9日。予想実売価格は「HDR-PJ760V」が140,000円前後、「HDR-CX720V」が120,000円前後。 「空間光学手ブレ補正」は映像素子を含めた光学系全体の配置とバランスを空間に浮いているように保つ機能。全ての撮影範囲で従来の約13倍の補正能力を実現する(同社従来機「HDR-CX700V」「HDR-CX560V」と比較)。これにより望遠時の撮影でも手ブレを抑えることが可能という。 また、「HDR-PJ760V」はプロジェクターを内蔵しており、撮影した映像を視聴できる。最大100インチの大画面に投影が可能で、大勢での視聴にも適しているという。 共通の仕様として、映像素子は総画数665万画素の1/2.88型裏面照射CMOSセンサー。有効画素数は動画・静止画ともに614万画素(16：9)/460万画素(4:3)。 「HDR-PJ760V」は内部メモリが96GB。本体サイズは幅107.5×高さ87.5×奥行き166mm(レンズフードを含む)、重さは約580g。カラーバリエーションはブラック1色。 「HDR-CX720V」は内部メモリが64GB。本体サイズは幅107.5×高さ87.5×奥行き161.5mm(レンズフードを含む)、重さは約540g。カラーバリエーションはブラック1色。■コストパフォーマンスを重視した4機種 上位機種から「空間光学手ブレ補正」を省略した4モデルのうち、「HDR-PJ590V」と「HDR-PJ210」の2機種はプロジェクター内蔵モデル。「HDR-PJ590V」「HDR-CX590V」「HDR-CX270V」は1月20日、「HDR-PJ210」は2月17日に販売開始予定。 予想実売価格は「HDR-PJ590V」が100,000円前後、「HDR-CX590V」が95,000円前後、「HDR-CX270V」が65,000円前後、「HDR-PJ210」が55,000円前後。 「HDR-PJ590V」は映像素子が総画数543万画素の1/3.91型裏面照射CMOSセンサー。有効画素数は、動画・静止画ともに502万画素(16：9)/376万画素(4:3)。内部メモリが64GB。本体サイズは幅90×高さ82×奥行き151.5mm(レンズフードを含む)、重さは約345g。カラーバリエーションはブラック1色。 「HDR-CX590V」は映像素子が総画数543万画素の1/3.91型裏面照射CMOSセンサー。有効画素数は、動画・静止画ともに502万画素(16：9)/376万画素(4:3)。内部メモリが64GB。本体サイズは幅54.5×高さ64.5×奥行き128mm(レンズフードを含む)、重さは約320g。カラーバリエーションはボルドーブラウン/シャンパンシルバーの全2色。 「HDR-CX270V」は映像素子が総画数543万画素の1/3.91型裏面照射CMOSセンサー。有効画素数は、動画・静止画ともに223万画素(16：9)/167万画素(4:3)。内部メモリが32GB。本体サイズは幅52.5×高さ55×奥行き122.5mm(レンズフードを含む)、重さは約205g。カラーバリエーションはサクラピンク/プレミアムホワイト/ボルドーブラウン/クリスタルブラックの全4色。 「HDR-PJ210」は映像素子が総画数150万画素の1/5.8型裏面照射CMOSセンサー。有効画素数は、動画が131万画素(16：9)/98万画素(4:3)、静止画が133万画素(16：9)/100万画素(4:3)。内部メモリが8GB。本体サイズは幅58×高さ56×奥行き114mm(レンズフードを含む)、重さは約210g。カラーバリエーションはシャンパンシルバー/ブラックの全2色。
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