パナソニック、1.9GHz帯活用の新無線方式「DECT準拠方式」採用の家電を一斉発売 | RBB TODAY
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パナソニック、1.9GHz帯活用の新無線方式「DECT準拠方式」採用の家電を一斉発売

エンタープライズ ハードウェア
パーソナルファクス「おたっくす」KX-PD701シリーズ
  • パーソナルファクス「おたっくす」KX-PD701シリーズ
  • パーソナルファクス「おたっくす」KX-PD301シリーズ
  • デジタルコードレス電話機 「RU・RU・RU」VE-GD51シリーズ
  • 「どこでもドアホン」VL-SWD700KL
 パナソニック(デジタルAVCマーケティング本部)は29日、国内新無線方式「DECT準拠方式」を採用した家庭用情報通信機器を一斉発売することを発表した。テレビドアホン、パーソナルファクス、電話機、窓センサーを11月10日に一斉発売する。

 現在、国内の家庭用情報通信機器は、無線LANに代表される2.4GHzの周波数帯を使用する機器が主流となっている。しかし同じ周波数帯を使用する機器同士の電波干渉によって、支障をきたす可能性が高くなりつつある。そのため、総務省情報通信審議会において、1.9GHzの周波数帯を使用するデジタルコードレス電話の新方式について議論が進められ、2010年10月に世界中で広く普及している「DECT」(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)に準拠した「DECT準拠方式」の国内使用に関する制度整備が行われた。これを受け、ARIB(電波産業会)が策定した国内標準規格「ARIB STD-T101」に、新製品はすべて準拠するという。

 今回発表された新製品は、他機器との電波干渉による通信障害の低減の他にも、低消費電力モード、データ転送の高速化、中継アンテナの接続等に対応する。パナソニックでは、新方式を採用した、さまざまな家庭用情報通信機器新製品を今後も開発していくとしている。

 DECT準拠方式採用のパーソナルファクス「おたっくす」KX-PD701シリーズとKX-PD301シリーズでは、DECT準拠とすることで、親機とコードレス子機間の通話品質への影響を無くした。このほか、窓センサー(別売品:KX-FSD10)との連携や、中継アンテナ(別売品:KX-FKD1)2台の連結接続などに対応する。デジタルコードレス電話機 「RU・RU・RU」VE-GD51/VE-GD21シリーズでも、ファックス同様に通話品質への影響を無くすとともに、窓センサー連携、中継アンテナ2台の連結接続などに対応した。「どこでもドアホン」VL-SWD700KLでもDECT準拠方式を採用し、窓センサーやファクス、電話機、センサーカメラ、ビエラ、ディーガ、住宅用火災警報器、携帯電話などとの様々な機器との連携を可能としたとのこと。
《冨岡晶》
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