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NEC、仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」最新版バージョン4を発売

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「VirtualPCCenter」システム構成イメージ図
  • 「VirtualPCCenter」システム構成イメージ図
  • 万が一のオフィス被災時でも臨時オフィスなどで事業を継続可能
 日本電気(NEC)は9日、仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter(バーチャルピィシィセンター、VPCC)」を強化し、あらたに「VPCC4.0」として販売を開始した。

 今回の強化では、サーバ上の仮想PCとシンクライアント端末間の通信を中継する「セッション管理機能」を拡充。従来、仮想PCへ接続するためには、専用の接続モジュールを搭載した端末を利用する必要があったが、「VPCC4.0」では、自社製のシンクライアント端末に加えて、Webブラウザを搭載した汎用端末からでも仮想PCに接続することが可能となった。Androidを採用したクラウドコミュニケーター「LifeTouch」にも対応する。

 また、Citrix社のXenDesktopとの連携機能を独自に開発し、同一の仮想PCに対してMicrosoft社の画面転送プロトコル「RDP」(Remote Desktop Protocol)、Citrix社の画面転送プロトコル「ICA」(Independent Computing Architecture)の、どちらの接続プロトコルからでもアクセスできるようになった。高速なネットワークを利用できる社内ではRDP接続を利用し、外出先ではICA接続に切り替えるといった使い分けが可能となっている。

 さらに仮想PCで利用するOSやアプリケーションのディスクイメージの重複部分を共有する「仮想PCディスク共有オプション」機能を強化。古い差分データを判別し、優先的に自動削除する機能を実現した。また仮想ネットワークを一括で設定する機能も搭載された。

 新製品の出荷開始時期は6月30日。1クライアントあたりの初期導入コストは、1600台構成(ICA利用は1割)の場合で、7.2万円(税別)からの予定。
《冨岡晶》
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