YouTube管理者が「バイアグラ」販売サイトを案内?……G Dataが注意喚起 | RBB TODAY
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YouTube管理者が「バイアグラ」販売サイトを案内?……G Dataが注意喚起

ブロードバンド セキュリティ
送られてくるメール例
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 G Data Softwareは26日、YouTube管理者を装ったメールを送りつけ、そのリンク先にネット薬局サイトを用意して、ネット上からED治療薬を購入させようとそそのかす迷惑メールを発見したとし、注意喚起する文章を公開した。

 バイアグラなどのED治療薬の不正販売を内容とするスパムメールについては、さまざまな手口が存在しており、最近のものでは、Twitterの管理者を装ったもの、ホットな話題を件名に入れて注目させるものなどがあったという。今回発見されたのは、送信元を「YouTube管理者」と装い、そのメールの本文にあるリンクをクリックすると、さまざまなサイトを経由して、最終的にバイアグラなどのED治療薬を販売する「トロント・ドラッグ・ストア」サイトに飛ばされる、というものだ。経由サイトには、本物の薬局サイトを乗っ取っているものも存在するとのこと。

 件名としては、「YouTube Administration sent you a message: Your video is approved」(ユーチューブ管理人より:ビデオの承認)、「YouTube Administration sent you a message: Illegal video warning」(ユーチューブ管理人より:不法ビデオの警告)といったものが使われており、メール本文中のリンクをクリックしてしまうと、まったく無関係な販売サイトに飛ばされるという。現在まだ日本語によるメールは見つかっていない。

 このメールを受け取った場合、ビデオを投稿した覚えがなくても、1日に20億ビューもあるメジャーなサイトであるYouTubeから届いたメールのようにみえるので、念のために確認しようとリンク先をクリックしてしまう、というのが、送信した側の意図であると推測されている。ちなみに、日本国内の薬事法においては、ED治療薬は、医師の診断・処方が必要な「保険外診療薬」であるため、海外からの輸入についても、直接であれ、代行(業)者を通してであれ、違法行為となるとのこと。またオンライン販売のリスクとして、偽造品をつかまされる、製品が届かないなどを同文書ではあげている。
《冨岡晶》
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