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米アドビ、FlashからHTML5への変換ツール「Wallaby」を一般公開

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「Wallaby」の作業画面イメージ
  • 「Wallaby」の作業画面イメージ
  • Adobe Labsの「Wallaby」ダウンロード画面
 米アドビ・システムズ(Adobe Systems)は、コードネーム「Wallaby(ワラビー)」として開発に着手していたFlash ProfessionalファイルからHTML5への変換ツールを8日、Adobe Labにプレリリースした。

 「Wallaby(ワラビー)」はAdobe AIRを利用したツール。HTML5に変換後はWebKitのレンダリングエンジンを備えたブラウザー、すなわちGoogle ChromeiPadiPhoneiPod touchなどiOSデバイス上のSafariでも閲覧できるとしている。変換は非常に手軽で、変換したいファイルを選択しドラッグ&ドロップすることにより、HTML5ファイルにコンバート可能。ただし、現在も開発中のツールであることから、すべてがサポートされるわけではないとした。

 Flashはwebサイト上で広いシェアを獲得しているが、iOSを提供するアップル(Apple)が対応を拒否したことなどをきっかけに、動画や音声再生機能を持つweb記述言語の最新バージョンであるHTML5を支持する流れが強まりつつある。HTML5は2012年の正式リリースを予定。

 アップルに猛反発したアドビだが、HTML5の支持にはGoogleやマイクロソフトなど有力企業も同調。アドビ側は態度を軟化させ、2010年度の発表会「Adobe MAX 2010」にて「Wallaby(ワラビー)」をデモ公開した。今回の公開は、この際にデモを見た顧客からのリクエストに応えた形。また、現在活躍するFlashデザイナーがHTML5での制作を要求された際、Flashの制作技術を活かしながら新規格に対応できるようにとの願いも込められているようだ。
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