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【レビュー】「Pocket WiFi S」をチェックする(通信編)

IT・デジタル スマートフォン
中央にWiFi接続をONにするウィジェット
  • 中央にWiFi接続をONにするウィジェット
  • Xperiaよりもひと回り小さい
  • Pocket WiFi S
  • Pocket WiFi S背面
  • ノートパソコンの無線がPocket WiFi Sをキャッチ
  • 編集部の飲み会中にも活躍
  • 編集部の飲み会中にも活躍
 イー・モバイルが昨年12月に発表した「Pocket WiFi S(S31HW)」。編集部では、同機を試す機会を得た。

 サイズは約54.8×104×13.5mm。丸みを帯びた筐体は他社のスマートフォンよりも一回り小さく、握った時に手にフィットする。これくらい小さいと、すべて片手で操作しようという気にもなる(実際に文字入力の時は手こずるが)。

 スリープ状態から画面を立ち上げた時のロック解除は横にスライドする形式。メニュー画面は、他のAndroid端末とそれほど変わらないので、一度Adoroid端末を触ったことがある人なら迷うことなく操作できるだろう。大きな違いはホーム画面に、ルーター接続をオンにするエリアがあることだ。ここをタップすると本体がルータとして機能する。WiFi対応機器をを最大5台まで同時にインターネット接続することが可能だ。

 なお、本体下部の決定キーの両隣に他の端末ではあまり見慣れないボタンが配置されている。これは通話キーで、左が通話や履歴表示、右が通話終了に使う。画面が小さい分、頻繁に使う基本機能を物理的なボタンとして設置した形だ。

 さて、最近では無線LANスポットを使える場所が随分増えてきたが、それでもわざわざ対応場所を探すのは面倒なもの。打ち合わせ先や、近くの喫茶店ですぐに使いたい場合には3Gに接続してしまう。同機はWi-Fiテザリングが可能なため、ほぼ場所を選ばず(地下では使えないエリアもあった)インターネットに接続することが可能だ。筆者は今回、ノートパソコンを使い、都内でWi-Fiテザリングを試した。ちなみに同機はHSDPA(最大7.2Mbps)に対応している。

 テザリングするためには「Pocket WiFiのセキュリティ設定」でSSID、パスワードを変更するなど、あらかじめ設定しておく必要がある。今回はノートパソコンで試してみたが、前述のウィジェットをタップしてオンにしておくと、ノートパソコンの無線LANが「Pocket WiFi S(S31HW)」を検出する。

 筆者は普段NTTコミュニケーションズのHOTSPOTを使うことが多い。そこでは下り5Mbps前後、上り800Kbps前後といったスピードだ。「Pocket WiFi S(S31HW)」経由では、数回計測したが最も速いもので下り4.65Mbps、上り1.08Mbps。遅い時で下り3.56Mbps、上り1.08Mbpsといった結果だった。もちろん、マシンスペックや接続状態によって若干の数値変動はある。2台のPCで接続した場合には、若干スピード減がみられたが体感的にそれほど気になるものではなかった。

 文字入力や写真・動画撮影については次回に触れるが、スマートフォンとしてよりもモバイルWiFiルータとして使っていたような気がしないでもない。

《RBB TODAY》
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