NECと東北大・奈良先端大・横浜国大、ネット情報の信頼性判断を支援する技術を開発 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

NECと東北大・奈良先端大・横浜国大、ネット情報の信頼性判断を支援する技術を開発

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
意見の論理的な裏付けを分析・可視化
  • 意見の論理的な裏付けを分析・可視化
  • 重要な意見間の対立点の読み解き方を解説
  • 意見の変化の傾向や変化の要因を分析
  • 情報信頼性判断支援システム
 日本電気(NEC)、東北大学、奈良先端科学技術大学院大学、横浜国立大学は31日、インターネット上の意見について、その判断の裏付けや参考となるような情報を複数の観点から表示することで、情報信頼性の判断を支援する技術を共同開発したことを発表した。

 この技術は、利用者が気になる意見を入力すると、関連するネット上の大量のテキスト情報を分析・整理し、その信頼性や有用性判断の裏付けとなるよう、賛否やその根拠となる意見、意見の対立点の解説、人々の意見に影響を与えた出来事を提示。利用者はこれらを基に、1つの意見に偏らない広い観点から情報を得ることができるものとなっている。意見の論理的な裏付けを分析・可視化する「言論マップ化技術」を東北大・奈良先端大が開発、重要な意見間の対立点の読み解き方を解説する「整理・要約技術」を横浜国大が開発、意見の変化の傾向や変化の要因を分析する「時系列分析技術」をNECが開発、これらの要素技術を統合した。

 なお、本技術の実現にあたって、NICTにて独自に収集・インデックス付与している1億以上の日本語WEBページが、実験開発用データおよび、分析対象文書として活用されているとのこと。この技術開発は 情報通信研究機構(NICT)情報信頼性プロジェクトの協力を得て行われ、NICTの委託研究「電気通信サービスにおける情報信憑性検証技術に関する研究開発」によるものとなっている。同日より、試作システムとして「情報信頼性判断支援システム」サイトが試験的にインターネット上で公開されている。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top