IIJ、クラウド「GIO」を基盤とした遠隔地バックアップ・ソリューションを構築 ~ 2010年10月提供開始 | RBB TODAY
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IIJ、クラウド「GIO」を基盤とした遠隔地バックアップ・ソリューションを構築 ~ 2010年10月提供開始

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は4日、クラウド型ストレージ「IIJ GIOストレージサービス」を基盤として活用したソリューション「IIJファイルサーバ リモートバックアップ for NetAppソリューション」を発表した。2010年10月より提供を開始する

 「IIJファイルサーバ リモートバックアップ for NetAppソリューション」は、ネットアップ(NetApp)のストレージを導入済あるいは新規に導入されるユーザを対象に、ユーザのNetAppストレージ内にあるデータを、ネットワーク経由でIIJ GIOストレージに定期的にコピーし、遠隔地にデータの複製を保持するソリューション。本ソリューションでは、ストレージ設備やユーザNetAppストレージとIIJ GIOストレージを接続するネットワーク、ユーザNetAppストレージの設定変更支援や、初期のデータ移行作業などを含めて提供する。基盤となるIIJ GIO ストレージサービスの設備は、東日本と西日本に分散配置。これにより、東日本でも西日本でもユーザNetAppストレージが設置されている場所から離れたバックアップサイトを選択することができる。

 NetAppが提供するデータレプリケーション・ソフトウェアである「SnapMirror」を利用し、差分バックアップ機能(前回バックアップ時点から変更の生じたデータブロックのみをバックアップ)で、バックアップデータ量の削減、バックアップ時間の短縮が可能。

 なお、本ソリューションを展開するにあたり、NetAppの主要チャネルパートナーである伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、兼松エレクトロニクス(KEL)、丸紅情報システムズ(MSYS) 並びに国内唯一のディストリビューターであるネットワールド(Networld)と販売協業を行い、企業が本ソリューションを容易に導入できるよう販売体制を整えていく予定。

 IIJでは、本サービスの基盤となるストレージシステムを選定するにあたり、単一のストレージシステムでCIFS、NFS、iSCSIなど複数の接続形態をサポートしていることや、SnapMirrorやSnapshotなどストレージ管理機能の充実などを評価したとのこと。機能面では、災害時に物理的なストレージ設置環境に依存することなく効率的なデータ保護と災害復旧の自動化を行うデータレプリケーション機能「SnapMirror」を有効活用し、シンプルな運用が可能となるバックアップ環境を構築した。また、プライバシーとセキュリティを確保しながら単一ストレージを複数のユーザーが同時に使用できるマルチテナント機能「MultiStore」を活用することで、ストレージリソースの利用効率を向上させ、サービスの低価格化を実現したとしている。
《冨岡晶》
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