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真にリッチなUIとは?――エイチアイCTO鈴木氏講演

2010年7月27日(火) 12時48分
エイチアイ 専務取締役兼CTO 鈴木啓高氏の画像
エイチアイ 専務取締役兼CTO 鈴木啓高氏
エイチアイ 専務取締役兼CTO 鈴木啓高氏の画像
エイチアイ 専務取締役兼CTO 鈴木啓高氏
「MascotCapsule UI Framework」の特徴の画像
「MascotCapsule UI Framework」の特徴
 26日に開催されたモバイル端末向けソフトウェアプラットフォーム「MeeGo(ミーゴ)」促進のためのセミナー「MeeGo Seminar Summer 2010」にて、エイチアイ 専務取締役兼CTO 鈴木啓高氏が「MeeGo上に実現するリッチユーザーインターフェース」と題する講演を行った。

 エイチアイは、組み込み機器向けのUIアプリケーション開発のためのフレームワーク「MascotCapsule UI Framework」を開発しており、すでにAndroid対応機器向けのUIソリューションを展開している。

 同ソリューションにより、2D/3Dを用いたリッチなUIの作成が可能になるというが、鈴木氏は顧客が求めるリッチUIと、同社が考えるそれとの間にズレがあるとしている。リッチUIとして単に派手なGUIを求められることが多いということを述べたうえで、鈴木氏は、リッチUIを従来の視覚に偏ったUIではなく、聴覚・触覚・嗅覚・味覚を含めた五感を利用するUIや、個々のユーザーに適したUIを提案する「Active UI」が重要になってくると述べた。

 「Active UI」とは、GPSや加速度センサー、カメラなどの各種センサー技術を用いて、ユーザーの状態をより正確に把握することで、それぞれのユーザーに適したUIを提案するというもの。鈴木氏は「個々のユーザーの使い方が多様化しているため、最大公約数的なUIは存在しない。それならば今後は個々のユーザーに向けたアプローチをとるべき」と語る。鈴木氏は「同じデバイスでもユーザーによって使い方は違う。ユーザーがデバイスを使うまでにいたる経緯や、それを使ったことによって実現することなどを含めた、ユーザーの生活コンテキストを考慮したUIをつくる必要がある」と述べた。「Active UI」の要素技術の例としては、コンテンツ推薦などに使われる協調フィルタリングや機械学習などを挙げた。

 先に述べたコンテンツ推薦の技術などは、PC向けにはすでに一般的になっているものの、PCに比べメモリやCPUなどの性能で劣る組み込み機器に適した形で展開する必要があるという。鈴木氏は「現在は、性能の低い組み込み機器による少ない計算量でも十分なアウトプットを出せるよう、アルゴリズムを工夫しているが、今後組み込み機器の性能が上がれば、今まで以上にリッチなUIを提供できる」と述べた。
《RBB TODAY》
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