日本HP、ネットワーク仮想化への対応を強化した新世代ブレードサーバ「BL465c G7」「BL685c G7」発表
日本HPでは、ネットワーク環境も含めたIT設備の統合管理を可能にすることで仮想化・自動化されたデータセンターを実現する戦略「HP Converged Infrastructure」を提唱している。今回発表の新世代ブレードサーバーは、これを具現化するもので、12コア対応のAMD Opteronプロセッサ6100シリーズを搭載した最大2P/24コアのハーフハイトモデル「BL465c G7」と、最大4P/48コアのフルハイトモデル「BL685c G7」の2モデルを投入する。
「BL465c G7」は16個のDDR3 DIMMスロットに最大256GBメモリを搭載可能なハーフハイトモデルのブレードサーバーで、「HP ProLiant BL465c Generation 6(BL465c G6)」の後継機種。ホットプラグ対応の2.5インチドライブベイを2基搭載。前方ドライブベイの後ろにもう一つのドライブベイを収納する、ユニークなスライド式ドライブベイを採用することにより、ハーフハイトモデルながらホットプラグ対応と大容量メモリを実現した。
「BL685c G7」は、32個のDDR3 DIMMスロットに最大512GBメモリを搭載可能なフルハイトモデルのブレードサーバーで、「HP ProLiant BL685c Generation 6(BL685c G6)」の後継機種。4プロセッサーモデルながら2プロセッサーモデル向けの低価格プロセッサーを搭載することで、優れたコストパフォーマンスを実現する。とくに、高いコア密度が求められる仮想化環境での利用に最適なモデルとなっている。
いずれも、前世代機に比べて大幅な性能向上を図るとともに、リモート管理ツールの最新版「HP Integrated Lights-Out 3」を搭載していることに加え、ネットワーク仮想化対応を強化し、CEE/FCoEに対応した10Gb CNAを標準搭載している点が大きな特長だ。「CNA」は、10Gbの拡張イーサネット(CEE)に、イーサネットプロトコルと、カプセル化したFCプロトコル(FCoE)を統合可能なネットワークアダプターだ。これにより、従来のようにイーサネットアダプターとFCアダプターを別々に装着する必要がなくなり、FC SAN環境を利用する場合においても専用機器は不要で、ブレードサーバーのアダプターをオンボードに集約して利用することが可能になるという。
さらに今回、CEE/FCoEなどマルチプロトコルに対応した最新のネットワーク仮想化モジュール「HP BladeSystemc-Class バーチャルコネクト FlexFabricモジュール(VC FlexFabric)」も発表された。BL465c G7とBL685c G7の両モデルは、10Gb CEE/FCoEに対応した「コンバージド ネットワーク アダプター(CNA)」を標準搭載している。
「VC FlexFabric」は、10Gbポートあたり最大4分割でき、各ポートの帯域(100Mbpsから10Gbpsまで)の自由な設定、ID仮想化(MAC/WWN/VLAN ID)機能、一度だけの物理配線でLAN/SANへの結線を指定・変更できるワイヤーワンスといった機能を有したHPのネットワーク仮想化技術「HPバーチャルコネクト」をより強化したもの。これまでのバーチャルコネクト製品と比較してポート分割機能が拡張され、従来の物理ポートあたり4つのイーサネットポートへの分割機能に加え、3つのイーサネットポートと1つの高速iSCSIポートへの分割、3つのイーサネットネットワークポートと1つのFCポートへの分割の、いずれかの構成で利用するこ とが可能なマルチプロトコル対応を実現している。またFCoE機能の利用時にはFCoEゲートウェイ機能を提供し、他のFCoEゲートウェイ製品を介することなく既存のイーサネットネットワーク、FC ストレージエリアネットワークに直接接続することが可能となっている。
「HP ProLiant BL465c G7」は362,250円(税込)、「HP ProLiant BL685c G7」は1,197,000円(税込)で8月下旬より出荷開始。「HP バーチャルコネクト FlexFabricモジュール」は価格未定で今秋発売予定となっている。
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