2010年第1四半期、ノートPCの売上高は増加傾向に――今後はiPadが牽引役に? | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

2010年第1四半期、ノートPCの売上高は増加傾向に――今後はiPadが牽引役に?

IT・デジタル ノートPC
今後、ノートPC市場で躍進が期待されるiPad
  • 今後、ノートPC市場で躍進が期待されるiPad
  • カテゴリ別にみたノートPCの年間収益比較
  • iPadが今後ネットブック(ミニノート)市場で占める出荷の割合(2010年第2四半期は予測)
 米ディスプレイサーチ(DisplaySearch)が現地時間15日に発表したレポートによれば、2010年第1四半期(1月~3月)において、世界のノートPC市場の売上高は1.7%増加したという。

 同期においては3,132万米ドルのセールスを上げ、2008年第3四半期以来、最も成長したクオーターとなっている。成長要因としては、同社が定義するところの「Mini-Note PC/Netbook PC/Slate」(Slateはタブレット型端末を指す)の飛躍が大きく、このカテゴリの製品の収益は前年同期比に比べて56.4%増と高い増加率を見せた。

 同社では、年初に新CPUが発表されて市場が活気づき、結果的に利益を押し上げる効果につながったと分析。また、これら小型のノートPCにおいてはラテンアメリカとアジア・環太平洋諸国が、中国や北米に比肩するほどの成長を見せているという。対照的にヨーロッパや日本、中東、アフリカなどではデスクトップ代替を視野に入れたスタンダードタイプのノートPCの出荷が急増した。

 さらに今後の動向として、ネットブックからスレートPCへと勢力がシフトしていくとの見解を示した。同社のディレクターは「2007年の最終期がネットブックの到来を告げたように、2010年の第1四半期はスレートPC誕生を示唆した」と述べている。

 その背景にあるのはアップルが発表したiPad。2010年第2四半期には、「Mini-Note PC/Netbook PC/Slate」の出荷割合において、iPadの割合が30%に達するのではないかと見ている。また、下半期には続々と各社がタブレット端末を出してくることから、次第にネットブックはシェアを失うのではないかとしている。
《小口》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top