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8年前のマシンをチューニングする(後編)

2010年4月16日(金) 14時00分
Duronマシンのシステム構成の画像
Duronマシンのシステム構成
スピードテストの実行結果。マシンは遅いがネット環境はまあまあ。の画像
スピードテストの実行結果。マシンは遅いがネット環境はまあまあ。
インストール直後の起動画面の画像
インストール直後の起動画面
スキャン実行後の画面。WORLD RANKや診断結果が表示される。項目の右側にある赤い四角は、修正やチューニングの必要がある項目を意味し、クリックすると詳細がドリルダウンできるの画像
スキャン実行後の画面。WORLD RANKや診断結果が表示される。項目の右側にある赤い四角は、修正やチューニングの必要がある項目を意味し、クリックすると詳細がドリルダウンできる
ジャンクファイルについてドリルダウンしたところの画像
ジャンクファイルについてドリルダウンしたところ
ドライブCの状態。まだ空きが半分を切っていないので、調子が悪くてもそれほど深刻ではないの画像
ドライブCの状態。まだ空きが半分を切っていないので、調子が悪くてもそれほど深刻ではない
CrystalMarkのスコア値(チューニング前)の画像
CrystalMarkのスコア値(チューニング前)
PCMaticのチューニングを実行したところの画像
PCMaticのチューニングを実行したところ
チューニング実行後の診断結果は、要修正の赤が減り、WORLD RANKも10ポイントほど上がったの画像
チューニング実行後の診断結果は、要修正の赤が減り、WORLD RANKも10ポイントほど上がった
PCMaticのベンチマーク結果(チューニング後)の画像
PCMaticのベンチマーク結果(チューニング後)
CrystalMarkのスコア値(チューニング後)の画像
CrystalMarkのスコア値(チューニング後)
PCMaticのベンチマーク結果(チューニング前)の画像
PCMaticのベンチマーク結果(チューニング前)
 今回はPCMaticによってどれだけチューニングの効果がでたかを見ていこう。8年間使い続けたPCでもちゃんとチューニングしてくれるのだろうか。今回は次のような手順で、チューニング前後のパフォーマンスを比較することにした。

 まず、PCMaticによって自動チューニングを行う前後の状態で以下の時間を測定した。

1:電源オフからログイン画面表示までの時間
2:ログインからデスクトップが表示され、タスクバーの表示が安定するまでの時間
3:ブラウザの起動時間(IE7、ホームページをRBB TODAYに設定)
4:RBB TODAYのスピード計測
5:ベンチマークソフトのスコア

 1~3まではストップウォッチによる手動計測を行った。手動なので誤差を考えて3回ほどの平均をとることにした。3のブラウザの表示時間は、IEの左下のステータスバーに「ページが表示されました」というメッセージを確認するまでの時間とした。これも3回の平均をとるが、キャッシュと履歴をそのつどクリアするようにして計測を行った。

 ベンチマークソフトによる測定は、「PCMark」を使う予定だったのだが、なんと、自宅のDuronマシンでは動かなかった。インストールはできるのだが、最後のテストでどうしてもエラーで止まってしまう。「PCMark」のホームページなどをみると、CPUやクロックによって動作可能な最低スペックがあり、それを満たしていないためのようだった。やむを得ず、「CrystalMark」というベンチマークソフトで計測することにした。

 上記の1から5までの結果とPCMaticによるスコア値を表にまとめたので確認してほしい。まず電源投入からログイン画面がでるまでの時間(1)は約3秒ほどの短縮がみられたが、計測している感覚としては、あまり速くなったとは感じにくいレベルだった。しかし、ログイン画面にパスワードを入力し、リターンキーを押してからスタートアップがひととおり終了するまで(2)の時間は40秒くらいの短縮となり、スピードアップを体感できるレベルだった。

 (1)の結果は、OSのチューニングがメインなので、BIOSの起動時間への影響はあまりないことによるものと思われる。しかし、PCMaticでは、余分なスタートアッププログラムを起動しないような最適化を行ってくれるので、デスクトップが表示され、タスクバーの表示が落ち着くまでの時間はかなり改善したのだろう。使いこんでスタートアップの設定が汚くなきたPCほど、その効果は期待できそうだ。

 ブラウザの起動時間はチューンナップ前後で3秒ちょっとの改善となったが、12秒と8秒の差を体感するのは難しかった。しかし、仕事に使っているVistaマシンでもPCMaticを試してみた。2009年に導入したばかりのPCで、それほど効果は期待していなかったのだが、ブラウザ(IE8)の表示時間は体感できるレベルで改善された。PCMaticは、ひとつのアカウントで最大5台のPCまで登録し、診断やチューンナップを管理することができるようになっているのだ。

 スピード計測については、チューンナップ後のほうが完全に遅くなってしまったが、これは、計測した時間帯による回線の混雑具合がでてしまったと思われる。今回、写真やいろいろなデータを取りながら測定したため、チューニング後の各種計測が半日後の夜になってしまった。

 ちなみに、自宅のネットワーク環境は、KDDIの100MbpsのFTTHサービスを契約している。ただし、このFTTH回線は、旧TEPCOひかりの戸建タイプの契約をそのままKDDIが引き継いだもので、ギガサービスではない。ご存じの方もいるだろうが、TEPCOひかりのFTTHは戸建ての場合、100Mbpsの回線を1契約で占有できるタイプだ。LINKSYSのルータを経由させているが、平均して50Mbps(下り)程度の速度がでている環境だ。

 最後にベンチマークのスコアを比較してみよう。CrystalMark、PCMaticの内部測定ともにスコアが改善している。CrystalMarkの測定では、チューニング前が19298だったのに対して、チューニング後には20724と、およそ7.4%スコアが上がっている。PCMaticのベンチマークでもおよそ2.1%スコアがよくなっている。

 ダウンロード版のPCMaticでは、測定結果がクラウド側で管理されるため、自分のスコアが世界中のPCMaticによる測定値のどれくらいの位置にいるのかが表示される。今回、わがDuronマシンは、チューニング前のスコアだと世界中の測定値の中で下位14%(涙)に収まっているそうだ。これがチューニング後のスコアだと下位24%まで上昇した。10ポイントのランクアップだ(これは喜んでいいのだろうか。いや、いいんだろう)。

 結果として、体感スピードを劇的に向上させるには、いろいろな条件がそろわないと難しいようだが、ベンチマーク測定など客観的なデータをみる限り、チューニング効果は期待できる。とくにうれしいのは、チューニングの細かい操作や設定がすべて自動で行われるので、定期的なメンテナンスツールとしても楽に使えるという点だ。使いこんでいくうちにWindowsマシンはどうしても重たくなってくるものだが、これを定期的なPCMaticの実行だけで一定レベルまで回復させてくれると思うと、便利なツールのひとつには違いない。Windowsマシンが重くなってきたり調子が悪くなってきたときに、「そろそろOSをアップグレードしろってことか。」などと考える前に、PCMaticのようなツールを使ってみるのもよいだろう。

 ただし、古くなったPCを買い替えたいと思っているなら、むしろこのソフトは危険だ。なぜなら、おかげで我が家のDuronマシンは、「まだ使えるわね。」の嫁の一言で延命が確定してしまった。しまった。買い替えるチャンスだったのに。。。
《RBB TODAY》
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